スプレッドシートファイルは、データの1Dまたは2D配列を表形式 (行列形式) で表します。表の各セルには、1Dまたは2D配列の要素が入ります。

テキストベースのスプレッドシートファイル

テキストベースのスプレッドシートファイルは、テキストファイルのサブセットです。データをスプレッドシートファイルに書き込むには、データをスプレッドシート文字列 (タブやカンマなどの区切り文字を含んだ文字列) にフォーマットする必要があります。スプレッドシートファイルからデータを読み取った後、データはスプレッドシート文字列のサブセットです。文字列を、このスプレッドシートファイルから予測するデータタイプとしてフォーマットする必要があります。ファイルI/O VIおよび関数は、区切り文字の入った文字列のテキストベーススプレッドシートファイルのみをサポートします。

バイナリベースのスプレッドシートファイル

バイナリベースのスプレッドシートには、テキストではなく、バイナリデータが含まれています。多くのバイナリスプレッドシートファイル形式が存在します。LabVIEWで他社製スプレッドシートファイルからバイナリデータを読み取るには、DataPluginsを使用します。

集録したダイナミックデータをMicrosoft Excelファイル.xlsxに保存するには、「計測ファイルへ書き込む」Express VIを使用します。このExpress VIは、国際標準ISO/IEC 29500:2008に準拠したOffice Open XMLファイル形式を使用してExcelファイルを作成します。ISO/IEC 29500:2008規格の内容については、国際標準化機構のWebサイト (www.iso.org) を参照してください。

メモ アプリケーションでExcelファイル形式を使用している場合、そのアプリケーションを以前のバージョンのLabVIEW用に保存することはできません。旧バージョン用に保存するには、別のファイル形式を使用するようにアプリケーションを変更する必要があります。

Excelファイルにデータを書き込むためにMicrosoft Excelをインストールする必要はありません。Excelファイルのデータを表示するには、Office Open XMLファイル形式を読み取れるスプレッドシートビューアを使用する必要があります。

それぞれのスプレッドシートビューアには、表示可能な最大行数と列数が決まっています。Excelファイルに書き込むデータ量が上限を超えるとエラーが発生する場合があります。Excelファイルの表示可能な最大値については、各スプレッドシートビューアのドキュメントを参照してください。

Excelファイルにデータを書き込んだ後、DIAdem 2010以降をはじめとするNIの他のソフトウェアにそのExcelファイルをインポートすることができます。Excelファイルのインポートについては、DIAdemのドキュメントを参照してください。

「計測ファイルへ書き込む」Express VIを使用してExcelファイルにデータを書き込むサンプルについては、labview\examples\File IO\Spreadsheet\ExcelフォルダのWrite Excel File VIを参照してください。

関連情報

データプラグイン

スプレッドシートを作成する

スプレッドシートファイルから読み取る

スプレッドシートファイルに書き込む