.NETイベント
- 更新日2025-08-27
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.NETイベントとは、マウスをクリックする、キーを押す、メモリ容量不足またはタスク完了などのノーティフィケーションを受信するなど、.NETオブジェクト上で行われた動作です。オブジェクトにこれらの動作が発生すると、オブジェクトは.NETコンテナに警告するイベントとイベント固有のデータの両方を送信します。.NETオブジェクトは、オブジェクトに使用可能なイベントを定義します。
アプリケーションで.NETイベントを使用するには、イベントを登録して、イベントが発生したらそれを処理します。.NETイベント登録はダイナミックなイベント登録に似ています。ただし、.NETイベントVIのアーキテクチャは、イベント処理VIのアーキテクチャとは異なります。.NETイベントVIは、通常以下のコンポーネントで形成されます。
- イベントを生成する.NETオブジェクト。
- 生成するイベントのタイプを指定および登録する「イベントコールバックを登録」関数。「イベントコールバックを登録」関数は複数のイベントを処理する拡張可能なノードで、「イベント登録」関数に似ています。
- 特定のイベントを処理するために記述したコードを含むコールバックVI。
.NETオブジェクトを「イベントコールバックを登録」関数に配線し、そのオブジェクトに対して生成するイベントを指定すると、その.NETオブジェクトに対してイベントが登録されます。イベントに登録した後、そのイベントを処理するために記述したコードを含むコールバックVIを作成します。異なるイベントは異なるイベントデータフォーマットを持つ可能性があるため、コールバックVIを作成した後にイベントを変更すると、ブロックダイアグラムのワイヤが壊れることがあります。そのため、コールバックVIを作成する前にイベントを選択してください。
.NET Frameworkコントロールでのイベントは、コンテナ内で処理することができます。たとえば、.NET Frameworkのコンテナにカレンダーコントロールを配置し、カレンダーに表示される項目のDoubleClickイベントを処理するよう指定することができます。
メモ LabVIEWは.NET Coreコントロールをサポートしていません。