強度チャート
- 更新日2025-08-27
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強度グラフおよびチャート
デカルト平面上に色のブロックを配置することによって、2Dプロット上に3Dデータを表示するには、強度グラフおよびチャートを使用します。たとえば、強度グラフまたはチャートを使用して、温度パターンや大きさが標高を表す地形などのパターンのあるデータを表示することができます。強度グラフおよびチャートは、数値の3D配列を受け入れます。配列内の各数値は特定の色を表します。2D配列内の要素の指標が色のプロット位置を設定します。以下の図は強度チャートの操作の概念を示しています。
データの行は、グラフまたはチャート上の新しい列として表示されます。行を画面上の行として表示する場合は、2D配列データタイプをグラフまたはチャートに配線し、グラフまたはチャートを右クリックして、ショートカットメニューから配列転置を選択します。
配列の指標は、カラーブロックの左下頂点に相当します。カラーブロックには、配列の指標で定義された2点間の領域である単位領域があります。強度グラフまたはチャートは、最大256の個別の色を表示できます。
強度グラフとチャートのサンプルについては、labview\examples\Controls and Indicators\Graphs and Charts\Intensity Graphs and Charts\Intensity Graphs and Charts.lvprojを参照してください。
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強度チャート
強度チャート上にデータのブロックをプロットすると、デカルト平面の原点は最後のデータブロックの右側に移動します。チャートが新規データを処理すると、その新規データ値は古いデータ値の右側に表示されます。チャートの表示が満杯になると、古いデータ値はチャートの左側にスクロールされて表示されなくなります。この動作はストリップチャートの動作に似ています。
以下のフロントパネルは、強度チャートの例を示します。
チャートを右クリックし、ショートカットメニューから表示項目を選択することで表示または非表示にできる、スケール凡例やグラフパレットなど、強度チャートは多くのオプションの部分が波形チャートと共通しています。さらに、強度チャートは色を第3次元として扱うため、カラーランプ制御器に似たスケールが色に対する値のマッピングと範囲を定義します。
波形チャートと同様に、強度チャートは以前の更新の記録データ、つまりバッファを保持しています。バッファを構成するには、チャートを右クリックして、ショートカットメニューからチャート履歴の長さを選択します。強度チャートにおけるデフォルトのサイズは128データポイントです。強度チャートの表示には、多くのメモリを使用します。
| ヒント グラフと異なり、チャートでは以前に書き込まれたデータ履歴を保持します。チャートを継続的に実行する場合、履歴が増えるので追加のメモリ領域が必要になります。これはチャート履歴が一杯になるまで続き、一杯になるとそれ以上のメモリの使用を停止します。VIを再起動しても、チャート履歴は自動的にクリアされません。プログラムの実行を介してチャート履歴をクリアできます。このプログラムの実行を行うには、空の配列にチャートの履歴データ属性ノードを書き込みます。 |