親トピック: Webサービスを作成する

Webサービスを作成する場合、HTMLファイル、JavaScriptファイル、CSSファイル、画像、ビデオなどのスタティックコンテンツをLabVIEWプロジェクト内に統合することができます。たとえば、Webサービスを使用してスタンドアロンのWebページをパブリッシュしたり、WebサービスでHTTPメソッドVIと対話するユーザインタフェースを提供したりすることができます。

Webサービスにスタティックコンテンツを統合するには、以下の手順に従ってください。

  1. パブリックコンテンツが含まれるフォルダとユーザに公開したくないプライベートなコンテンツが含まれるフォルダの2つのメインフォルダにスタティックコンテンツをまとめてください。
  2. Webサービスが含まれるLabVIEWプロジェクトを開きます。
  3. プロジェクトツリーでWebサービスのプロジェクト項目 を右クリックし、パブリックコンテンツフォルダを追加またはプライベートコンテンツフォルダを追加を選択します。
  4. 参照ダイアログボックスが表示されたら、Webサービスに含めるファイルが入ったディスク上のフォルダを選択します。
  5. Webサービスのプロジェクト項目の下に、パブリックコンテンツまたはプライベートコンテンツという名前のフォルダが作成され、自動更新されます。ディスク上のフォルダ内のすべてのファイルが、プロジェクトツリーに追加したフォルダに表示されます。以下のプロジェクトは、パブリックコンテンツフォルダが含まれるプロジェクトを示しています。ディスク上の対応するフォルダには、プロジェクトツリーと同じファイルとサブフォルダが含まれています。

Webサービスをパブリッシュしたら、アクセスするファイルのURLマッピングに移動して、Webブラウザなどのクライアントからスタティックファイルにアクセスできます。

パブリックファイルのURLマッピングを検索する

LabVIEWでは、URLマッピングがパブリックの各スタティックファイルに自動的に割り当てられます。このマッピングは変更できません。パブリックのスタティックファイルのURLマッピングを表示するには、以下のいずれかの手順に従ってください。

  • 特定のスタティックファイルまたはフォルダの場合は、プロジェクトツリーでファイルを右クリックし、パブリックURLを表示を選択します。
  • パブリックの全スタティックファイルおよびフォルダのURLを表示するには、Webサービスプロジェクト項目を右クリックし、プロパティを選択すると、Webサービスプロパティダイアログボックスが表示されます。サイトマップページの表に、パブリックのスタティックファイルおよびフォルダごとのURLマッピングを示した行が表示されます。

デフォルトのHTMLファイルを統合する

プロジェクトのパブリックコンテンツフォルダおよびサブフォルダのそれぞれにindex.htmlファイルを含めることができます。クライアントがhttp://localhost/TutorialService/などのURLを使用してHTTP要求を送信すると、Webサービスはindex.htmlファイルを返します。

特定のパブリックコンテンツフォルダでデフォルトのindex.htmlファイルを統合するには、以下の手順に従ってください。

  1. ディスク上で、プロジェクトのパブリックコンテンツフォルダに表示されるフォルダにindex.htmlというファイルを追加します。さきほどの例では、最上位のパブリックコンテンツフォルダに関連付けられたディスク上のフォルダにファイルを配置します。ファイルは、ディスク上の対応するフォルダでフォルダの自動更新を停止しない限り、プロジェクトツリーに自動的に表示されます。
    メモ ファイルの拡張子には.htmlを使用してください。
  2. Webサービスのプロジェクト項目を右クリックし、プロパティを選択します。
  3. サービス設定ページで、スタティックドキュメントフォルダに対して、デフォルトのindex.htmlを使用するチェックボックスをオンにして、OKをクリックします。
  4. Webブラウザで、index.htmlファイルに対応したフォルダのURLに移動します。HTMLファイルがブラウザにロードされます。

Webサービスでプライベートコンテンツを統合する

プライベートのスタティックファイルは、Webクライアントがプライベートなコンテンツにアクセスできないため、URLマッピングがありません。Webサービスのソースファイル内でプログラムからプライベートのスタティックコンテンツにアクセスするには、「サービスを属性を読み取るVI」を使用して、ランタイムにプライベートコンテンツが含まれるフォルダへのパスを返します。プライベートコンテンツフォルダへのパスがあれば、特定のファイルへのパスを作成できます。詳細については、「サービス属性を読み取る」VIのヘルプを参照してください。

関連情報

Webサービスのコンポーネント: スタティックファイル