以下の手順に従って、共有ライブラリをインポートを使用して、正規表現DLLの関数に基づいてVIのライブラリを作成および更新します。共有ライブラリファイル内の関数用のVIラッパーを作成および更新するには、共有ライブラリファイルから関数をインポートするを参照してください。

  1. ツール»インポート»共有ライブラリを選択して、共有ライブラリをインポートウィザードを起動します。作成または更新モードを指定ページが表示されます。
  2. 共有ライブラリのためにVIを作成を選択して、次へボタンをクリックして、ウィザードの共有ライブラリとヘッダファイルを選択ページを表示します。
  3. 共有ライブラリファイルテキストボックスの横の参照ボタンをクリックして、labview\examples\dll\ImportSharedLibraryExample\ImportSharedLibraryExample.dllに移動して選択します。このファイルを選択すると、LabVIEWはlabview\examples\dll\ImportSharedLibraryExample\ImportSharedLibraryExample.hをデフォルトのヘッダファイルとして指定します。
    メモ ImportSharedLibraryExample.dllは、macOSではサポートされていません。
  4. ローカルマシンにない共有ライブラリファイルを指定チェックボックスがオンの場合、チェックボックスをオフにします。
  5. 次へボタンをクリックしてインクルードパスとプリプロセッサ定義を構成ページを表示します。追加のインクルードパスまたはこのDLL用にプリプロセッサ定義を追加する必要はありません。
  6. 次へボタンをクリックして変換する関数を選択ページを表示します。LabVIEWが指定されたヘッダファイルを構文解析中であることを示すダイアログボックスが表示されます。
  7. 各関数の横のチェックボックスをオンにして、ラッパーVIを作成する関数を選択します。デフォルトでは、表示される2つの関数のチェックボックスはオンに設定されます。LabVIEWは、選択する各関数にVIを作成します。
  8. 次へボタンをクリックし、プロジェクトライブラリ設定を構成ページを表示します。
  9. デフォルトでは、ImportSharedLibraryExampleプロジェクトライブラリ名 (.lvlib)フィールドに表示されます。生成されたVIのすべては自動的にこのプロジェクトライブラリファイル内に含まれ、.lvlibファイル拡張子が付けられます。また、デフォルトで出力先ディレクトリはlabview\user.lib\ImportSharedLibraryExampleプロジェクトライブラリパスフィールドに表示され、出力先フォルダに共有ライブラリファイルをコピーチェックボックスがオンになります。
  10. 次へボタンをクリックしてエラー処理モードを選択ページを表示します。
  11. エラー処理モードプルダウンメニューからエラーコード/ステータスを返す関数を選択します。エラーが発生した場合、エラーステータスの説明を使用してLabVIEWでエラークラスタ情報を形成できます。
  12. 次へボタンをクリックし、VIおよび制御器を構成ページを表示します。
  13. 作成するVIと制御器の構成を確認します。左側のVIまたは制御器を選択して、設定および名前および説明タブのフィールドを使用して特定の情報を確認および編集します。デフォルトの設定に以下の変更を加えます。
    • DWTest_Change_Info()
      1. 名前ポインタを初期化するデフォルト文字列テキストボックスをOldに変更します。
    • DWTest_Copy()
      1. outputEnum1入力/出力出力に変更します。
      2. outputEnum2入力/出力出力に変更します。
      3. outputRunTimeSizeArray入力/出力出力に変更
      4. outputBool入力/出力出力に変更
      5. outputString入力/出力出力に変更
    ヒント VIおよび制御器の名前は、記述的または解釈しやすいように変更できます。同様に、LabVIEWの制御器の名前は解釈しやすくなるようにスペースを含めることができます。
  14. 次へボタンをクリックして、生成概要ページを表示して生成概要を読み、VIを生成する準備ができているかどうかを確認します。変更を追加したい場合、戻るボタンをクリックします。
  15. 次へボタンをクリックして、指定された共有ライブラリで選択した関数用のVIラッパーを作成します。生成の進行状況ページで、ラッパーVIを生成するようにウィザードの進行状況が表示されます。生成が完了すると、終了ページが表示されます。
  16. 生成されたライブラリを開くおよびレポートを表示チェックボックスをオンにして、終了ボタンをクリックしてウィザードを閉じ、プロジェクトライブラリファイルを開いて、デフォルトブラウザでレポートを参照します。
  17. レポートを再確認します。レポートはエラーまたは警告が発生していないことを示します。
  18. プロジェクトライブラリファイルとそのファイル内の生成されたVIを確認します。VIの初めての生成後、各VIのブロックダイアグラムまたはフロントパネルでVIを個々に変更することができます。この後ウィザードを再度起動して、ライブラリ内のVIを更新することができます。
  19. ImportSharedLibraryExample.lvlibプロジェクトライブラリファイルを閉じます。

カスタム制御器で生成されたプロジェクトライブラリを更新する

生成されたライブラリは完全で、この状態で使用することができます。ただし、ライブラリ内のいくつかのVIを変更するとよい場合があります。この操作を行うには、ウィザードを再度起動して、作成または更新モードを指定ページの共有ライブラリのためにVIを更新オプションを選択します。このオプションを使用して、以前生成した特定のVIを更新および上書きすることができます。以下の手順に従って、ImportSharedLibraryExample.lvlib内のVIのサブセットをカスタム制御器で更新します。

  1. ツール»インポート»共有ライブラリを選択して、共有ライブラリをインポートウィザードを起動します。作成または更新モードを指定ページが表示されます。
  2. 共有ライブラリのためにVIを更新を選択して、プロジェクトのリストからImportSharedLibraryExample.lvlibを選択します。
  3. 次へボタンをクリックして、ウィザードの共有ライブラリとヘッダファイルを選択ページを表示します。共有ライブラリファイルテキストボックスにlabview\examples\dll\ImportSharedLibraryExample\ImportSharedLibraryExample.dllヘッダ (.h) ファイルテキストボックスにデフォルトのヘッダファイルとしてlabview\examples\dll\ImportSharedLibraryExample\ImportSharedLibraryExample.hが含まれます。
    メモImportSharedLibraryExample.dllは、macOSではサポートされていません。
  4. 次へボタンをクリックしてインクルードパスとプリプロセッサ定義を構成ページを表示します。追加のインクルードパスまたはこのDLL用にプリプロセッサ定義を追加する必要はありません。
  5. 次へボタンをクリックして変換する関数を選択ページを表示します。LabVIEWが指定されたヘッダファイルを構文解析中であることを示すダイアログボックスが表示されます。
  6. 各関数の横のチェックボックスをオンにして、変換する関数を選択します。デフォルトでは、表示される2つの関数のチェックボックスはオンに設定されます。すべてをチェック解除ボタンをクリックして、チェックボックスをオフにします。
  7. DWTest_Copy()の隣にあるチェックボックスをオンにして、更新する関数として選択します。
  8. 次へボタンをクリックし、プロジェクトライブラリ設定を構成ページを表示します。このページで設定を変更する必要はありません。
  9. 次へボタンをクリックしてエラー処理モードを選択ページを表示します。LabVIEWは特定のファイルを上書きするかどうかを確認するプロンプトを表示します。OKボタンをクリックします。
  10. エラー処理モードを選択ページで、エラー処理モードプルダウンメニューからエラーコード/ステータスを返す関数を選択します。
  11. 次へボタンをクリックし、VIおよび制御器を構成ページを表示します。
  12. デフォルトの設定に以下の変更を加えます。
    • DWTest_Copy()
      1. outputStruct制御器タイプカスタム制御器に変更します。
      2. カスタム制御器のパスフィールドの横の参照ボタンをクリックして、labview\examples\dll\ImportSharedLibraryExample\CustomDefinedControl.ctlに移動し、カスタム制御器として選択します。
  13. 次へボタンをクリックして生成概要ページを表示します。
  14. 次へボタンをクリックして、VIを更新します。
  15. 終了ページで、生成されたライブラリを開くオプションを選択して、終了ボタンをクリックしてウィザードを閉じて、プロジェクトライブラリファイルを開きます。
  16. ImportSharedLibraryExample.lvlibプロジェクトライブラリファイルを閉じます。