並列反復が有効になっているForループでは、LabVIEWはエラーレジスタを使用してループにエラークラスタを渡します。エラーレジスタは、各反復が実行するタイミングに関係なく、ループの各反復で発生するエラーを処理できます。

エラーレジスタは、次のブロックダイアグラムにあるように、1組の端子として並列Forループの両側に表示されます。

エラーレジスタの左側の端子は、指標が付いていない入力トンネルと同じように動作し、すべての反復で同じ値を生成します。エラーレジスタの右側の端子は、一番最初 (指標による) の反復からのエラーまたは警告値がエラーレジスタの出力値になるように、各反復からの値を統合します。Forループがゼロ回反復した場合、左側のトンネルに配線した値は、右側のトンネルの出力に渡されます。

Forループで並列反復を構成した場合、LabVIEWは、シフトレジスタをエラーレジスタに自動的に変換することにより、シフトレジスタを介してエラーを流すというベストプラクティスを維持します。トンネルを右クリックしてトンネルのタイプを選択して作成することにより、トンネルタイプを変更することもできます。