既存のHTMLドキュメントにフロントパネル画像を埋め込む
- 更新日2025-08-27
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NIでは、Webパブリッシュツールを使用して、HTMLドキュメントを作成し、フロントパネルの静止画または動画を埋め込むか、またはクライアントコンピュータでフロントパネルをリモートで表示または制御できるように、HTMLドキュメントにフロントパネルを埋め込むことを推奨します。
ただし、HTMLドキュメントが既にある場合、以下の手順に従って、フロントパネルの静止画または動画を埋め込みます。なお、使用する既存のHTMLドキュメントはWebサーバのルートディレクトリに保存してください。VIをHTMLドキュメントに組み込む例については、Webサーバの構文の例を参照してください。
- 既存のHTMLドキュメントに以下のHTMLコードをコピーします。
<IMG SRC="http://web.server.addr/.snap?VI_Name[&type=png][&depth=24][&quality=80][&compression=–1][&refresh=60][&full=off]">
- web.server.addrをLabVIEW Webサーバのアドレスで置換します。
- VI_NameをVI名で置換します。
疑問符はVI名からURLを区別します。括弧[]内のパラメータはオプションです。
- (オプション) 以下のパラメータを追加して、画像の属性を指定することができます。
パラメータ 説明 VI_Name 参照するVIフロントパネルの名前。VI_Nameはスタンドアロンアプリケーションの上位レベルVIです。標準URL命名規約に従ってVIをエンコードします。たとえば、英数字以外の文字を%xxで置換します。ここで、xxは、文字の16進数値です。また、プラス (+) 記号で空白文字を置換することができます。 タイプ 画像タイプ (PNGまたはJPEG)。typeを指定しない場合、デフォルトはpngになります。ブラウザがPNGをサポートしていない場合、デフォルトはjpegになります。 階層数 画像のカラー深度。depthには、1、4、8、または24ビットを指定できます。depthを指定しない場合、デフォルトはモニタのカラー深度です。 品質 JPEGフロントパネル画質とメモリサイズ。このパラメータは、typeがjpegの場合にのみ適用されます。qualityには0~100の値を指定できます。qualityを指定しない場合、デフォルトは80になります。 圧縮 PNG画像を圧縮するときに使用する圧縮率。このパラメータは、typeがpngの場合にのみ適用されます。compressionには1~9の数字を指定できます。ここでの0は非圧縮を示します。1では、圧縮率は低下しますが、速度が向上することを示します。また、9では、圧縮率は向上しますが、速度が低下することを示します。3~6のレベルの圧縮率は9のレベルと同様に実行されますが、9のレベルに比べて計算を実行する回数が減少します。compressionを指定しない場合、デフォルトは1になります。このレベルでは、圧縮率と速度の最適な組み合わせが使用されます。 更新 キャッシュされた画像の最大寿命(秒単位)。キャッシュされた画像がrefresh秒よりも古い場合は新規画像が生成されます。 完全 すべての制御器の画像を返すか、またはウィンドウで表示する一部のみを返すかどうかを指定します。fullをONに設定してすべての制御器を示し、OFFに設定してウィンドウのコンテンを示します。fullが指定されていない場合、デフォルトはOFFになります。
フロントパネルの画像を参照するには、WebブラウザのURLのHTMLファイル名の前にサーバのIPアドレスまたはコンピュータ名を入力します。たとえば、http://ipaddress/filename.htmlと入力します。
メモ Web上にVIフロントパネルを表示するには、コンピュータのメモリにVIをロードしてください。