genHelp VIは詳細ヘルプウィンドウのExpress VIの現在の構成を表示します。このgenHelp VIは、ブロックダイアグラムでExpress VI上にカーソルを移動する際、詳細ヘルプウィンドウで表示する値を含む制御器を指定します。また、制御器名など、詳細ヘルプウィンドウの制御器の値の前のテキストを指定することもできます。このgenHelp VIは、Express VI作成ツールウィザードを使用して作成するすべてのExpress VIに対して、構成ダイアログボックスVIでサブVIとして表示されます。このサブVIの名前はgenHelp ExpressVINameです。

詳細ヘルプウィンドウはExpress VIの現在の構成を表示するように自動的に更新されるように、以下の手順に従って、genHelpVIを編集します。

  1. ブロックダイアグラムの構成ダイアログボックスの再構成セクションで、genHelpサブVIをダブルクリックして、このサブVIを開きます。
  2. genHelp VIのブロックダイアグラムにある詳細ヘルプ名定数で、詳細ヘルプウィンドウの最初の制御器の値の前に置くテキストを入力します。たとえば、最初の制御器名を入力して、続いてコロンまたはスペースを1つ入れます。
  3. 制御器名定数で、表示する最初の制御器の名前を入力します。定数の他のテキストを削除します。
    メモ 制御器データ配列に表示されるとおりに、大文字と小文字を含めて、正確な文字列を入力する必要があります。正確な文字列が入力されたことを確実にするには、フロントパネルラベルからコピーして貼り付けます。
  4. 制御器が列挙体の場合、ex_PPGetPropサブVIの列挙体&T/F文字列入力から定数を作成して、制御器に表示される順番と全く同じ状態で列挙体文字列を入力します。
  5. 2番目の制御器の構成を表示する場合、ex_PPGetPropサブVIをコピーして、そのコピーを元のサブVIの右側に配置します。それ以外の場合には、14の手順に進んでください。
  6. 出力クラスタ制御器をサブVIのコピーの出力クラスタ入力に配線します。
  7. 最初の元のサブVIから、最初の制御器のデータタイプに対応した出力を、サブVIのコピーの前回の文字列入力に配線します。たとえば、最初の制御器が列挙体の場合、元のサブVIの列挙体 結果出力をサブVIのコピーの前回の文字列入力に配線します。
    メモ 最初の制御器が倍精度浮動小数点数データタイプで、制御器の値を直接表示する場合、元のサブVIのdbl文字列出力を、サブVIのコピーの前回の文字列入力に配線します。ただして、詳細ヘルプウィンドウで値を表示する前に値をフォーマットするとよい場合があります。この場合、「文字列にフォーマット」関数を使用するなど、元のサブVIのdbl出力をフォーマットして、結果文字列をサブVIの前回の文字列入力に配線します。
  8. サブVIのコピーの接頭辞入力から定数を作成します。
  9. 接頭辞定数では、詳細ヘルプウィンドウの2番目の制御器の値の前に置くテキストを入力します。
  10. サブVIのコピーである制御器:入力から定数を作成します。
  11. 制御器:定数で、表示する2番目の制御器の名前を入力します。
  12. 制御器が列挙体の場合は手順4を繰り返します。
  13. 詳細ヘルプウィンドウに表示する値があるすべての制御器の場合は、手順5～12を繰り返します。
  14. 最後のex_PPGetProサブVIから、最後の制御器のデータタイプに対応した出力をヘルプの説明表示器に配線します。
  15. genHelpVIと構成ダイアログボックスVIを保存して閉じます。

ブロックダイアグラムにExpress VIを配置する場合、詳細ヘルプウィンドウは、構成ダイアログボックスを閉じるたびに最後の制御器の値を使用して更新されます。