VIアイコンを作成する
- 更新日2025-08-27
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VIやカスタム制御器を視覚的に表すアイコンを作成します。アイコンを作成または編集するには、アイコンエディタダイアログボックスを使用します。
バナーを使用して複数のVIの関連性を示すことができます。NIでは、バナーをテンプレートとして作成、保存することをお勧めします。このテンプレートを関連するVIアイコンに使用し、アイコンのボディを変更して各VIの内容を表現することができます。
ライブラリのオブジェクトのアイコンを作成するには、アイコンテンプレートを作成する代わりにライブラリアイコンを作成します。ライブラリアイコンは、ライブラリのすべてのオブジェクトのアイコンとして使用されます。
バナーをテンプレートとして保存する
バナーをVIのアイコンテンプレートとして保存するには、以下の手順に従ってください。
- フロントパネルウィンドウ、ブロックダイアグラムウィンドウの右上隅でアイコンをダブルクリックするか、アイコンを右クリックしてショートカットメニューからアイコンを編集を選択してアイコンエディタダイアログボックスを開きます。
- アイコンのすべてのレイヤを選択するには<Ctrl-A>キーを、選択項目を削除するには<Delete>キーを押します。デフォルトアイコンは、VIアイコンという1つのレイヤだけで構成されています。
- テンプレートページで、VI»フレームワークカテゴリから_blank.pngアイコンテンプレートを選択します。テンプレートは、カテゴリまたはキーワード別に参照できます。
- アイコンエディタダイアログボックスの右側で、塗りつぶしツールを使用してアイコンのバナーを適切な色で塗りつぶします。
- テキストツールでアイコンのバナーにテキストを入力します。テキストが選択されている間に矢印キーを押すと、そのテキストを移動することができます。
- ファイル»別名で保存»テンプレートを選択して別名でアイコンを保存ダイアログボックスを開き、アイコンを再利用可能なテンプレートとして保存します。アイコンテンプレートは、256色の.pngファイルで保存されます。
テンプレートを元にVIアイコンを作成する
作成したテンプレートを使用してVIアイコンを作成するには、以下の手順に従ってください。
- アイコンのすべてのレイヤを選択するには<Ctrl-A>キーを、選択項目を削除するには<Delete>キーを押します。
- テンプレートページので作成したテンプレートを選択します。テンプレートは、カテゴリまたはキーワード別に参照できます。
- アイコンテキストページで、アイコンボディのテキストを4行以内で入力します。テキストのフォント、配置、サイズ、色は選択可能です。アイコンエディタダイアログボックスのテキストを縦中央に配置チェックボックスをオンにすると、アイコンテキストがアイコンボディの中央で縦方向に表示されます。
- グリフページで、グリフ (Glyphs) をプレビュー (Preview) 領域にドラッグアンドドロップします。グリフをドラッグしながら<F>キーを押すとグリフが左右に反転し、<R>キーを押すと右方向に回転します。グリフをダブルクリックしてアイコンに左上隅に配置することもできます。グリフは、カテゴリまたはキーワード別に参照できます。
- グリフを移動するには移動ツールを使用します。各グリフは異なるレイヤに配置されるため、個々に移動できます。グリフ選択すると、選択したグリフが際立つようにアイコンの他の部分が淡色表示になります。
- アイコンエディタダイアログボックスの右側にある編集ツールを使用して、必要に応じてアイコンをさらに編集します。編集ツールは、異なるセッションではアイコンエディタダイアログボックスによって自動的に新しいレイヤが作成されます。編集ツールの使用中に手動で新しいユーザレイヤを作成するには、レイヤ»レイヤを新規作成を選択します。 メモ アイコンテンプレートとアイコンテキストは、アイコンエディタダイアログボックスの右側で編集ツールを使用して変更できません。アイコンテンプレートはテンプレートページ、アイコンテキストはアイコンテキストページで編集します。
- (オプション) レイヤページを開くには、レイヤ»レイヤページを表示を選択します。このページでは、アイコンのレイヤの名前、不透明度、表示/非表示、表示順序を設定できます。
- OKボタンをクリックしてアイコン情報を保存して、アイコンエディタダイアログボックスを閉じます。
ファイルシステムの任意の場所から画像をドラッグして、フロントパネルウィンドウの右上隅にドロップして、その画像をVIアイコンとして使用することもできます。ドラッグアンドドロップできるファイルは、.png、.bmp、.jpgです。
| メモ ファイルシステムから画像をドラッグアンドドロップしてアイコンに使用すると、VIアイコンと呼ばれるその画像のユーザレイヤが自動的に作成され、アイコンエディタダイアログボックスの既存のアイコン情報がすべて削除されます。 |
また、VIアイコン:ファイルから設定メソッドを使用して、画像を使用したVIのアイコンをプログラム的に設定することもできます。LabVIEWは、画像に対してVIアイコンと呼ばれるユーザレイヤを作成し、アイコンエディタダイアログボックスからその他の既存のアイコン情報を削除します。