タイミングシーケンスを構成ダイアログボックスを使用して、タイミングシーケンスストラクチャの初期実行オプションを構成し、シーケンスの最初のサブダイアグラムまたはフレームのオプションを指定します。タイミングシーケンスを構成ダイアログボックスを表示するには、入力ノードをダブルクリックするか、入力ノードを右クリックしてショートカットメニューから入力ノードを構成を選択します。このダイアログボックスを使用して、タイミングシーケンスストラクチャのタイミングソースを指定優先度の設定、そして上級オプションを構成することができます。

また、値を入力ノードの入力端子に配線することによって、タイミングシーケンスストラクチャのオプションを構成することもできます。デフォルトでは、タイミングシーケンスストラクチャの入力ノードに使用可能なすべての入力端子は表示されません。入力ノードのサイズを変更するか、ノードを右クリックしてショートカットメニューを使用し、非表示の端子を表示することができます。

タイミングシーケンスストラクチャを使用する上でのヒントとテクニック

以下の表は、タイミングシーケンスストラクチャの使用についての詳細を記載しています。

  • タイミングシーケンスストラクチャ枠を右クリックして、フレームの追加削除、および結合を行います。タイミングシーケンスストラクチャの各フレームでは、フラットシーケンスストラクチャとは異なり、ストラクチャ実行前にすべての入力が揃っている必要があります。
  • タイミングシーケンスストラクチャの最後のフレームの右データノードには、別のフレームや反復を構成する必要がないため、構成オプションが含まれていません。
  • タイミングシーケンスストラクチャは、ブロックダイアグラムのデータフローにおいて、優先度がタイムクリティカルに構成されていないVIより先に実行されます。タイミングシーケンスストラクチャの優先度は、ブロックダイアグラム内の他のタイミングストラクチャに相対する実行順序を変更することで指定できます。
  • 予期しないタイミング動作を回避するため、タイムクリティカルな優先度で実行するように構成されたVIとタイミングシーケンスストラクチャを同じブロックダイアグラムに配置しないでください。
  • タイミングシーケンスストラクチャの各フレームを複数回実行する場合は、タイミングシーケンスストラクチャ枠を右クリックしてタイミングループと置換を選択します。

次のフレームを構成する

次のフレームタイミングを構成ダイアログボックスを表示するには、現在のフレームの右データノードをダブルクリックするか、ノードを右クリックしてショートカットメニューから入力ノードを構成を選択します。このダイアログボックスを使用して、次のフレームの開始時間、優先度期限、およびタイムアウトを構成できます。

開始時間は、次のフレームの実行が開始される時間を指定します。このとき、現在のフレームの開始に相対する開始時間の値を、フレームのタイミングソースの単位で指定します。次のフレームタイミングを構成ダイアログボックスの開始テキストボックスに値を入力して、開始時間を指定します。次のフレームは、フレームが指定の開始時間前に開始されない場合、左データノードの遅れて終了?出力にTRUEを返します。

また、フレームの右データノードの入力端子を使用して、タイミングループの次のフレームまたは反復を動的に構成することもできます。デフォルトでは、タイミングシーケンスストラクチャの右データノードには、すべての出力端子が表示されません。右データノードのサイズを変更するか、ノードを右クリックしてショートカットメニューを使用し、非表示の端子を表示することができます。

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