フレームの右データノードを使用して、タイミングストラクチャの次のフレームの入力値を動的に設定、またはタイミングループの後続の反復の入力値を動的に設定することができます。

メモ (NI Linux Real-Time) タイミングストラクチャ優先度レベルは対話的に変更することをお勧めします。タイミングストラクチャ優先度レベルをダイナミックに変更するとパフォーマンスが低下します。

タイミングループの次の反復を構成する

ループの次の反復の構成オプションを設定するには、タイミングループの右データノード (フレーム付きタイミングループの場合は最後のフレームの右データノード) を使用します。以下のブロックダイアグラムのタイミングループは、ループが反復するたびに1秒 (1000ミリ秒) ずつ長く実行されるように構成するために右データノードの周期入力が使用されています。

メモ 右データノードのオフセット入力に値を配線することによって、タイミングループのオフセットを動的に変更する場合は、右データノードのモード入力でモードを指定する必要があります。

タイミングストラクチャの次のフレームを構成する

フレームの右データノードを使用して、次のフレームの構成オプションを動的に変更することもできます。次のブロックダイアグラムの時限ループには、A、Bという2つのフレームが含まれています。入力ノード (1) では、タイミングループの最初の実行と最初のフレームのオプションを構成します。最初のフレームの右データノードは、2番目のフレームのオプションを構成します。2番目のフレームの右データノードは、最初のフレームおよびループの次の反復のオプションを構成します。

1 入力ノード
2 右データノード
3 右データノード
4 出力ノード