対話式フロントパネル通信を使用して、プログラミングをせずにFPGAターゲットで実行するFPGA VIと通信します。対話式フロントパネル通信では、以下の図に示すように、ホストコンピュータでFPGA VIのフロントパネルウィンドウが表示され、FPGAターゲットでFPGA VIのブロックダイアグラムが実行されます。

メモ 対話式フロントパネル通信のサポートは、FPGAターゲットにより異なります。詳細については、特定のFPGAターゲットのハードウェアドキュメントを参照してください。

LabVIEWのフロントパネルウィンドウは、制御器および表示器を介してFPGAターゲットのブロックダイアグラムと通信します。ホストコンピュータに直接接続、またはネットワーク上でリモートシステムに接続されているFPGAターゲットと通信できます。FPGAターゲットのブロックダイアグラムが実行を継続する間に、ホストコンピュータはFPGA VIのフロントパネルウィンドウで値を可能な限りの頻度で更新します。FPGA VIの実行レートは、ホストコンピュータとの通信に影響を受けません。ただし、対話式フロントパネル通信の実行中に共有するフロントパネルデータは確定的ではありません。

対話式フロントパネル通信をFPGAターゲットおよびホストコンピュータ間で使用して、FPGAターゲットで実行するVIを制御およびテストします。FPGA VIをダウンロードして実行した後に、LabVIEWをホストコンピュータで開いたままにして、FPGA VIのフロントパネルウィンドウを表示して通信します。

対話式フロントパネル通信の実行中は、LabVIEWデバッグツール (プローブ、実行のハイライト、ブレークポイント、およびシングルステップを含む) を使用できません。FPGAターゲットでFPGA VIをコンパイル、ダウンロード、および実行する前にエラーを認識するには、テストベンチを使用することを検討してください。

ヒント FPGAがサードパーティシミュレータに構成されている場合、対話式フロントパネル通信は使用できません。ホストVIを使用してFPGA VIを実行するか、プロジェクトエクスプローラウィンドウでFPGAターゲットを右クリックし、実行モードを選択を選択することで、FPGAターゲットの実行モードを変更することができます。