ブロックダイアグラムに追加する各DSP48EまたはDSP48E1関数は、それぞれ1つのDSP48EまたはDSP48E1スライスを表します。各FPGAには、特定の数の使用可能なDSP48EまたはDSP48E1スライスがあります。以下の手順に従って、使用可能な関数の最大数を確認します。

メモ DSP48E関数はVirtex-5およびVirtex-6 FPGAターゲットで使用できますが、DSP48E1関数はVirtex-6ターゲットでのみ使用できます。Virtex-6 FPGAでは、DSP48E関数は1つのDSP48E1スライスを使用します。
  1. プロジェクトエクスプローラウィンドウでFPGAターゲットを右クリックして、ショートカットメニューからプロパティを選択します。LabVIEWは、FPGAターゲットプロパティダイアログボックスを表示します。
  2. FPGAのタイプを知るには、ターゲット情報テキストボックスを確認します。xc5vタイプは、ターゲットがVirtex-5 FPGAであることを示します。xc6vタイプは、ターゲットがVirtex-6 FPGAであることを示します。たとえば、xc5vlx30タイプを持つNI PCIe-7841RはVirtex-5 FPGAであり、DSP48E関数のみをサポートします。

  3. DSP48E: Xilinxのウェブサイト (www.xilinx.com) にある『Virtex-5 FPGA XtremeDSP Design Considerations User Guide』の表1-1を参照してください。DSP48E1: 『Virtex-6 FPGA DSP48E1 Slice User Guide』の表1-1を参照してください。
  4. DSP48E: FPGAのタイプに一致するDevice DSP表のセルを検索します。その後に続く列は、そのタイプのFPGAに含まれるDSP48Eスライスの最大数を示します。たとえば、「xc5vlx30」タイプのDSP48Eスライス数は32個です。この数は、NI PCIe-7841Rでプログラミングを行う際に、最大32のDSP48E関数をブロックダイアグラムに追加できることを意味します。(DSP48E1)FPGAのタイプに一致するTotal DSP48E1 Slices per Device表のセルを検索します。この列は、ブロックダイアグラムに追加が可能なDSP48E1およびDSP48E関数の最大数を示しています。