デバイスの電気的値をセンサの物理単位にスケーリングします。

構成されたセンサにスケーリングを適用するには、チャンネル仕様を開いて、以下の手順に従います。
  1. スケーリングするチャンネルで、構成アイコン () をクリックします。
  2. チャンネル構成ダイアログボックスのスケールセクションで、スケーリングタイプを選択します。
    表 24. 電気値を物理値にスケーリングする場合のオプション
    デバイスタイプ スケールタイプ 説明
    アナログ入力 線形 以下の式を使用して、電気値 (x) を物理値 (y) に線形にスケーリングします。m勾配で、bオフセットです。
    y=mx+b
    感度 以下の式を使用して、電気値 (x) を物理値 (y) に線形にスケーリングします。m感度で、bオフセットです。
    y=xm+b
    ダイナミック感度 以下の式を使用して、電気値 (x) を物理値 (y) に線形にスケーリングします。m感度です。
    y=xm
    複数の電気値とそれに対応する物理値を使用して、電気値を物理値にスケーリングします。テーブルスケーリングでは、以下の式を使用して勾配 (ゲイン) を計算し、切片を使用して、連続する各値セットのオフセットを計算します。
    (物理値b物理値a)(電気値b電気値a)
    2点 予想電気値の最小値と最大値、およびそれらに対応する物理値を使用して、電気値を物理値にスケーリングします。2点スケーリングでは、以下の式を使用して勾配 (ゲイン) を計算し、切片を使用してオフセットを計算します。
    (物理値2物理値1)(電気値2電気値1)

    電気値は、平均からボタンがクリックされたときに、信号の読み取り値の即時平均を使用して設定されます。平均化されるサンプル数は、選択されたデータレートにより決まります。

    データレート平均化されるサンプル数
    <1 Hz最後に読み取られたサンプル
    1 Hz~10 Hzボタンがクリックされた後の2つのサンプル
    >20 Hzボタンがクリックされた後100ミリ秒のサンプル
    歪み ゲージ率とゲージタイプを調整して、感度と歪みゲージ構成を指定します。
    カウンタ 角度位置エンコーダ エンコーダの1回転あたりのパルス数と初期角度を設定します。初期角度は、チャンネル構成ですべてのカウンタを再度開始がクリックされた場合にカウンタがリセットする値です。
    線形 勾配を使用してカウンタに線形スケールを適用します。勾配については、以下の式を使用して信号の線形にスケーリングします。ここで、m勾配bオフセットです。
    y=mx+b
    線形位置エンコーダ エンコーダの1パルスあたりの距離と初期位置を設定します。初期位置は、チャンネル構成ですべてのカウンタを再度開始がクリックされた場合にカウンタがリセットする値です。
    パルスカウンタ パルスの初期値を設定します。初期値は、チャンネル構成ですべてのカウンタを再度開始がクリックされた場合にカウンタがリセットする値です。
    パルスエンコーダ エンコーダの1回転あたりのパルス数を設定します。
    デジタル入力 ライン反転 チャンネルのラインを反転します。これを選択すると、ラインはオフのときにHIGH論理、オンのときにLOW論理になります。