Webサービスをターゲットにパブリッシュする前に、クライアントがHTTPメソッドVIとスタティックコンテンツを期待どおりに呼び出し、通信することができるかどうかをテストしたい場合があります。予期しない行動やエラーが見つかったら、訂正して、Webサービスを再度テストすることができます。

メモ このトピックの概念の詳細については、Webサービスの概要およびチュートリアルを参照してください。LabVIEW Webサービスは、LabVIEW開発システムおよびLabVIEWプロフェッショナル開発システムでのみ使用可能です。

Webサービスをデバッグするためのワークフロー

Webサービスのテストおよびデバッグは、Webサービスファイルが含まれるLabVIEWプロジェクトで反復的に行うプロセスです。アプリケーションWebサーバでWebサービスをテストしてデバッグするには、以下の手順に従ってください。

メモ このトピックでは、アプリケーションWebサーバ上のWebサービスをテストおよびデバッグします。NI WebサーバのWebサービスをテストすることもできます。NI WebサーバでWebサービスをテストおよびデバッグするを参照してください。
  1. Webサービスがスタンドアロンアプリケーションの一部である場合は、プロジェクトからそのアプリケーションのスタートアップVIを開き、実行します。
  2. (Windows) プロジェクトツリーのマイ コンピュータの下にあるWebサービスプロジェクト項目 を右クリックし、アプリケーションWebサーバ→開始 (デバッグサーバ) を選択します。(Real-Time) プロジェクトツリーのRTターゲットの下にあるWebサービスプロジェクト項目 を右クリックし、開始 (デバッグサーバ) を選択します。Webサービスがデバッグサーバに配置されます。ここでサービスはターゲット上にパブリッシュされたかのように動作します。
  3. プロジェクトからHTTPメソッドを開きます。プローブ、ブレークポイント、実行ハイライトなどのLabVIEW標準デバッグ法を使用して、クライアントがそれらを呼び出したときの動作を観察します。
  4. VIにマッピングされたURLを使用して、クライアントからWebブラウザなどのHTTPメソッドVIを呼び出します。適切なURLをプロジェクトで直接検索して、コピーすることができます。
  5. エラーを確認した、またはWebサービスのテストが終わった場合、(Windows) プロジェクトツリーでWebサービスプロジェクト項目を右クリックし、アプリケーションWebサーバ→停止 (デバッグサーバ) を選択します。(Real-Time) Webサービスプロジェクト項目を右クリックし、停止 (デバッグサーバ) を選択します。LabVIEWスタンドアロンアプリケーションのスタートアップVIが実行されている場合、これを停止する必要はありません。
    メモ デバッグ中はHTTPメソッドVIが実行用に予約されているため、デバッグセッションを停止するまでHTTPメソッドVIを編集することはできません。
  6. VIを編集して、見つかったすべての問題を修正します。
  7. (オプション) ステップ2~6を繰り返して、Webサービスファイルに加えた変更を検証します。

デバッグモードでHTTPメソッドVIにアクセスする

デバッグセッション中にHTTPメソッドVIのURLを判断するには、以下の手順に従ってください。

  1. HTTPメソッドVIを右クリックし、メソッドURLを表示を選択すると、HTTPメソッドURLダイアログボックスが表示されます。
  2. 利用可能なサーバプルダウンメニューで、ローカルデバッグが含まれる項目を選択し、URLをコピーをクリックします。Webサービスはデバッグ環境で実行されるため、ターゲットにパブリッシュした場合は別のサーバとポートからアクセスすることができます。
    メモ HTTPメソッドURLダイアログボックスが開いていると、Webサービスはクライアントからの要求に応答しません。
  3. このURLを標準のWebブラウザに貼り付け、{値}変数をhttp://127.0.0.1:8001/TutorialService/Add?b=2&a=3のように数値で置き換えます。

関連情報

Webサービスを作成する

デバッグサーバ