「パターンで一致」で使用できる特殊文字
- 更新日2025-08-27
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「パターンで一致」関数の正規表現入力には、以下の特殊文字を使用することができます。
メモ 「パターンで一致」関数で使用できる正規表現は限定されており、文字のグループ化、代替パターン一致、前方参照、非グリーディ修飾はサポートされていません。より複雑なパターン一致には、「パターンで一致」関数ではなく、「正規表現で一致」関数を使用します。
| 特殊文字 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| .(ピリオド) | 改行文字以外の任意の単一の文字と一致します。角括弧内では、.はリテラルです。 | 文字列 : Welcome to LabVIEW.正規表現 : t....一致する文字列部分 : to La 正規表現として [z.] と入力した場合、ピリオドはリテラルになり、. または z と一致します。この例では、[z.]は.を一致として返します。 |
| * | その前の1つの文字または文字クラスを入力内に0回以上現れることができるものとしてマークします。アスタリスクは0回現れるパターンと一致することができるので、パターン全体がアスタリスクでマークされている場合は、アスタリスクが入った正規表現は、空文字列を返すことができます。この数量詞は、一致対象の文字数に制限がありません。 | 文字列 : Hello LabVIEW!正規表現 : el*一致する文字列部分 : ell w*や(welcome)*という表現は、関数で他の一致が見つからない場合、空文字列と一致します。 |
| + | その前の1つの文字または文字クラスを入力内に1回以上現れることができるものとしてマークします。この数量詞は、一致対象の文字数に制限がありません。 | 文字列 : Hello LabVIEW!正規表現 : el+一致する文字列部分 : ell |
| ? | その前の1つの文字または文字クラスを入力内に0回または1回現れることができるものとしてマークします。この数量詞は、デフォルトでは一致対象の文字数に制限がありません。 | 文字列 : Hello LabVIEW!正規表現 : el?一致する文字列部分 : el |
| [] | 指定した文字セットのどの文字とも一致が可能な、文字クラスを作成します。たとえば、[abc]は、a、b、またはcと一致します。「パターンで一致」関数は、以下の例外を除き、角括弧内の特殊文字をリテラルに解釈します。 | 文字列 : version=14.0.1 正規表現 : [0-9]+\.[0-9]+\.[0-9]+一致する文字列部分 : 14.0.1 [0-9] という表現は、任意の一桁数と一致します。プラス記号は、前の文字クラス[0-9]の1回以上、最大回数の出現と一致します。表現¥.は、リテラル小数点 (.) と一致します。プラス記号は、前の文字クラス[0-9]の1回以上、最大回数の出現と一致します。この正規表現は、3つの部分からなるバージョン番号と一致させるために使用することができます。 |
| - (ダッシュ) | 数字、小文字、または大文字の範囲を示します([0-5]、[a-g]または[L-Q]など)。 | |
| ~ | 括弧内の文字または文字の範囲を除いて、表示できない文字を含むあらゆる文字に一致します。たとえば、[~0-9]は0~9以外のすべての文字に一致します。 | |
| ^ | 括弧内の文字または文字の範囲を除いて、空白文字を含む、表示可能なあらゆる文字に一致します。たとえば、[^0-9]は、0~9以外の表示可能なすべての文字 (空白文字を含む) に一致します。 | |
| ^ | 「^」が正規表現の最初の文字の場合、文字列のオフセットと一致するように設定します。正規表現がオフセットの文字で始まる文字列の部分と一致しない限りはマッチングに失敗します。^が最初の文字でない場合は正規文字として扱われます。 | 文字列 : Hello LabVIEW!正規表現 : ^[^ ]+一致する文字列部分 : Hello この正規表現は、入力文字列の先頭からの (空白文字を除く) 最大数の文字と一致します。この正規表現を使用して、文字列内の最初の単語、数値、その他の文字の組み合わせを分離することができます。 |
| $ | 「$」が正規表現の最後の文字の場合、文字列内の最後の要素と一致するように固定します。正規表現が文字列の最後の文字まで一致しない限りは一致に失敗します。$が最後の文字でない場合は、正規文字として扱われます。 | 文字列 : Hello LabVIEW!正規表現 : [^ ]+$一致する文字列部分 : LabVIEW! この正規表現は、入力文字列の最後からの (空白文字を除く) 最大数の文字と一致します。この正規表現を使用して、文字列内の最後の単語、数値、その他の文字の組み合わせを分離することができます。 |
| \ | このリストの特殊文字の解釈をキャンセルします。たとえば、\?は疑問符、\.はピリオド、\\は円記号に一致します。また、スペースおよび非表示文字に以下の構文を使用することができます。 | 文字列 : Welcome to the LabVIEW Help!正規表現 : come\nto\tthe\sLabVIEW\sHelp\21一致する文字列部分 : come to the LabVIEW Help! come¥nという表現は、リテラル文字に改行文字が続くものと一致します。to¥tという表現は、リテラル文字toおよび後続のタブと一致します。2つの¥s表現は、theとLabVIEWの間の空白文字、およびLabVIEWとHelp!の間の空白文字と一致します。\21という表現は、21は感嘆符の16進数コードなので、感嘆符と一致します。 |
| ¥b | バックスペース | |
| ¥f | 用紙送り | |
| ¥n | 改行 | |
| ¥s | スペース | |
| ¥r | 復帰文字 | |
| ¥t | タブ | |
| ¥xx | 任意の文字。(xxは0~9および大文字のA~Fを使用する16進法コード) |