LabVIEWと多くのLabVIEWモジュール/ツールキットは、LabVIEWプラットフォームメディアからインストールできます。これらの製品は一定期間、評価用に無償で使用することができます。このトピックでは、LabVIEW、モジュール、ツールキットの評価版の概要と、評価完了後にアクティブ化する方法について説明します。

LabVIEW、モジュール、またはツールキットを評価する

無償評価期間中もLabVIEWプロフェッショナル開発システムで使用可能なすべてのツール、VIと関数、ヘルプ、サンプルの他、ほとんどのモジュールまたはツールキットにアクセスすることができます。評価期間終了後も引き続きLabVIEWを使用するためには、ソフトウェアをアクティブ化する必要があります。

LabVIEWを評価する

LabVIEWの評価モードには、以下の制約があります。

  • 評価版の有効期間―アクティブ化されていない期間中はLabVIEWを起動するたびに製品をアクティブ化するプロンプトが表示されます。LabVIEWの評価モードでの使用を継続できます。
  • 期間中の評価版ウォーターマーク―ユーザVIおよび制御器のすべてには評価版を表すウォーターマークがあり、同様にアクティブ化されていないモードで作成するVIのすべては、VIのサブパネルのサブVIを除いて、表示されているフロントパネルウィンドウのすべてにウォーターマークが表示されます。

LabVIEWは、評価期間が終了すると起動できなくなります。

モジュールとツールキットを評価する

モジュールとツールキットでは、評価期間が終了すると以下の操作が実行できなくなります。

  • モジュールまたはツールキットからVIを実行する。
  • モジュールまたはツールキットからVIを使用するVIを実行する。
  • モジュールまたはツールキットからVIを使用するVIで実行可能ファイルまたは共有ライブラリを作成する。
  • モジュールまたはツールキットによってインストールされたメニュー、ツール、パレットにアクセスする。

評価用にモジュールまたはツールキットをインストールすると、モジュールまたはツールキットのヘルプがインストールされます。モジュールまたはツールキットのヘルプファイルは、評価期間が終了した後もインストールされたまま残ります。また、NIサンプルファインダには、評価期間の終了後もすべてのモジュールまたはツールキットが表示されます。ヘルプとサンプルをアンインストールするには、モジュールまたはツールキットをアンインストールする必要があります。

LabVIEWの評価モードでは、プロフェッショナル開発システムの完全な機能を使用できます。LabVIEWライセンスを購入してアクティブ化すると、購入したエディションの完全な機能が使用できます。したがって、評価版でプロフェッショナル開発システム固有の機能を使用するVIを作成した場合、その後開発システムを購入してアクティブ化すると、プロフェッショナル開発システムの機能を使用するVIは破損します。

LabVIEW、モジュール、ツールキットを評価後にアクティブ化する

LabVIEWライセンスをアクティブ化するには、ソフトウェアキットに含まれているCertificate of Ownershipに記載されているシリアル番号を使用し、アクティブ化の手順を行います。

モジュールやツールキットなどのアドオンソフトウェアを購入する場合、NI License Managerでソフトウェアをアクティブ化します。ただし、NI License Managerに該当するソフトウェアが表示されていない場合は、LabVIEWプラットフォームメディアからインストールする必要があります。

LabVIEWをインストールするとアプリケーションビルダがインストールされます。LabVIEWプロフェッショナル開発システムをアクティブ化すると、アプリケーションビルダが自動的にアクティブ化されます。LabVIEWベースパッケージまたはLabVIEW開発システムをアクティブ化する場合は、アプリケーションビルダを購入して別途アクティブ化する必要があります。

評価版から正式版にアップグレードする場合

評価版から正式版にアップグレードする場合は、ソフトウェアを再インストールする必要はありません。ソフトウェアをアクティブ化するには、アプリケーション起動時に表示されるプロンプトの指示に従うか、NI License Managerを使用してください。

別の正式版パッケージに変更する

使用中の正式版パッケージから別の正式版パッケージに変更する場合 (LabVIEWベースパッケージからLabVIEWプロフェッショナル開発システムへの変更など) は、ソフトウェアを追加インストールしなくても新しいパッケージをアクティブ化することができます。ソフトウェアのアクティブ化には、NI License Managerを使用します。