エラーリングからカスタムエラーコードを定義する
- 更新日2025-08-27
- 3分で読める
エラーコードを1つ定義したり、標準エラーコードを1つ変更する場合は、カスタムエラーコードを作成すると便利です。エラーリングで複数のカスタムエラーを使用する場合は、エラーコードエディタダイアログボックスを使用します。エラーリングから1度だけ使用するカスタムエラーを作成するには以下の手順に従ってください。
- ブロックダイアグラムにエラーリングを追加します。
- エラーを選択ダイアログボックスを表示するには、ドロップダウン矢印
をクリックします。 - エラーコード範囲ドロップダウンリストボックスでカスタムエラーコードを選択します。
- エラーコードフィールドでエラーコードを指定します。
- カスタムエラーコードを作成するには、カスタムエラーメッセージ用に予約された-8999~8000、5000~9999、500,000~599,999の範囲でエラーコードを入力します。
- 既存のエラーコードメッセージを変更する場合は、その既存のエラーコードを入力します。一般的なエラーのエラーコードに個々のエラーの固有情報を追加するには、既存エラーコードに対してカスタムエラーメッセージを作成します。たとえば、エラーコード7の「ファイルが見つかりません」という説明を、見つからない特定ファイルの情報を示すよう変更できます。
- エラーの説明 (オプション) フィールドに説明を入力します。説明フィールドには、文字列にフォーマット関数と同じ形式指定子 (%sや%Tなど) を使用できます。たとえば、「時刻%Tにファイル%sが見つかりませんでした。」というカスタムエラーメッセージでは、構成されたエラーリングは以下に示すようにタイムスタンプと文字列の入力を含むように調整されます。

- ラジオボタンを使用して、エラーリングがエラーまたは警告を返すように構成します。
- エラークラスタに呼び出しチェーン情報を含めたくない場合は、呼び出しチェーンを含めるチェックボックスをオフにします。呼び出しチェーン情報を含めると、エラーの説明に、現在のVIからトップレベルVIまでの発呼者のチェーンが表示されます。これにより、VI階層の中でエラーの発生した場所を特定することができます。(Real-Timeモジュール) 呼び出しチェーンを除外すると、リアルタイムアプリケーションでのジッタの発生が減少します。
- OKをクリックします。
構成済みのエラーリングでは、ダイアログボックスを使用することなく構成を変更できます。
- エラー/警告の設定と呼び出しチェーンを含める/除外の設定を切り替えるには、エラーリング上の対応するアイコンをそれぞれクリックします。
- 関連する構成を変更するには、エラーリングを右クリックして、ショートカットメニューからエラーを生成、警告を生成、呼び出しチェーンを含める、または呼び出しチェーンを除外を選択します。
- エラーの説明を表示または非表示にするには、エラーリングを右クリックして、ショートカットメニューから表示項目»エラーの説明テキストを選択します。