LabVIEWで.NET Framework 2.0、3.0、3.5アセンブリをロードする
- 更新日2025-08-27
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.NET Framework 4.0では、.NET Frameworkの任意のバージョンでビルドされた純粋なマネージアセンブリ、および.NET 4.0でビルドされたミックスモードアセンブリをロードできます。LabVIEWはデフォルトで、.NET共通言語ランタイム (CLR) 4.0をロードしますが、CLR 4.0を使用して、CLR 2.0をターゲットにする.NETミックスモードアセンブリをロードすることを強制することができます。
メモ .NET Frameworks 2.0、3.0、3.5はすべてCLR 2.0を使用します。しかし、LabVIEWがCLR 2.0を使用するように構成することはできません。以前のバージョンのCLRをターゲットにしたアセンブリはCLR 4.0 で実行されますが、予期しない動作をする可能性があります。
次のオブジェクトが、CLR 2.0をターゲットにした.NETミックスモードアセンブリをロードすることを可能にするには、以下に説明する構成ファイルを使用する必要があります。
- LabVIEW 2013
- LabVIEW 2013でビルドされた実行可能ファイル
- LabVIEWでビルドされたinteropアセンブリまたはDLLを呼び出す、LabVIEW以外でビルドされた実行可能ファイル
CLR 2.0をターゲットにする.NETミックスモードアセンブリをロードするようにLabVIEWを構成するには、以下の手順に従ってください。
- テキストエディタを開きます。
- 以下のテキストをテキストエディタにコピーします。<?xml version ="1.0" encoding="utf-8" ?> <configuration> <startup useLegacyV2RuntimeActivationPolicy="true"> <supportedRuntime version="v4.0.30319"/> </startup> </configuration>
- この新規構成ファイルをLabVIEW.exeと同じディレクトリに保存します。ファイルの名前はLabVIEW.exe.configとします。
- LabVIEWを再起動します。
これで、LabVIEWはCLR 2.0をターゲットにする.NETミックスモードアセンブリをロードできるようになります。
メモ .NET 2.0ミックスモードアセンブリを使用しているLabVIEW VIまたはプロジェクトからスタンドアロンアプリケーションをビルドする場合は、システムに.NET 2.0 Frameworkをインストールし、アプリケーションがあるディレクトリにアプリケーション名.exe.configという構成ファイルを保存する必要があります。この構成ファイルのテキストは、前の手順のステップ2で説明された構成ファイルのテキストと同じでなければなりません。構成ファイルを含むインストーラを作成すれば、ユーザが構成ファイルを作成する必要がなくなります。