コード表示
- 更新日2025-08-27
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文字列制御器または文字列表示器を右クリックして、ショートカットメニューから'¥'コード表示を選択し、¥コードの次にくる文字を非表示文字として解釈するようにLabVIEWに指示します。¥コードモードは、VIをデバックする場合、計測器、シリアルポート、その他のデバイスに非表示文字を送信する場合に役に立ちます。以下の表は、LabVIEWがこれらのコードをどのように解釈するかを示します。
| コード | LabVIEWの解釈 |
|---|---|
| ¥00 – ¥FF | 8ビット文字の16進数の値で、大文字でなければなりません。 |
| ¥b | バックスペース (ASCII BS、¥08と等しい) |
| ¥f | 用紙送り (ASCII FF、¥0Cと等しい) |
| ¥n | 改行文字 (ASCII LF、¥0Aと等しい)―「ファイルにフォーマット」関数は、このコードを自動的にプラットフォーム依存の行端文字に変換します。 |
| ¥r | 復帰文字 (ASCII CR、¥0Dと等しい) |
| ¥t | タブ (ASCII HT、¥09と等しい) |
| ¥s | スペース (¥20と等しい) |
\\ ¥¥ | マーク (ASCII ¥、¥5Cと等しい) |
16進数の文字には大文字を使用し、用紙送りやバックスペースなどの特殊文字には小文字を使用します。
LabVIEWは、¥BFareのシーケンスをareの単語の後に続くhex BFとして解釈します。¥bFareおよび¥bfareはFare およびfare の単語の後のバックスペースとして解釈します。¥Bfareのシーケンスでは、¥Bはバックスペースコードではなく、¥Bfは有効な16進数のコードではありません。このような場合、¥コードが有効な16進数の文字の一部のみの後に続くと、LabVIEWは0が¥コードの後に続くと想定するため、¥Bはhex 0B として解釈されます。¥コードが有効な16進数の文字の前にない場合、LabVIEWは¥コード文字を無視します。
'¥'コード表示を選択したかどうかにかかわらず、復帰文字などの一部の非表示文字 (上の表参照) はキーボードから文字列制御器に入力できます。ただし、表示ウィンドウにテキストが含まれているときに¥コードモードを有効にすると、LabVIEWは表示を更新してすべての非表示文字と¥文字を¥コードで表示します。
'¥'コード表示ショートカットメニュー項目の使用方法を確認するには、以下の手順を実行します。
- フロントパネルウィンドウに文字列制御器を追加します。デフォルトモードは標準表示です。
- 複数行のテキストが表示されるように文字列制御器をサイズ変更して、以下のとおり文字列を入力します。LEFT\RIGHT\3F
- 文字列制御器を右クリックして、ショートカットメニューから'\' コード表示を選択します。LEFTの後の復帰文字とRIGHTの前後の¥コードの文字が¥コード形式で表示されているため、文字列は以下のように表示されます。LEFT¥n¥¥¥RIGHT¥¥¥3F
- 手順1を繰り返して、フロントパネルウィンドウに新規の文字列制御器を追加します。
- 新しい文字列制御器を右クリックして、ショートカットメニューから'¥'コード表示を選択します。
- 複数行のテキストが表示されるように文字列制御器をサイズ変更して、以下のとおり文字列を入力します。LEFT\RIGHT\3F
- 文字列制御器を右クリックして、ショートカットメニューから標準表示を選択します。LabVIEWは初め¥rを復帰文字として解釈するため文字列は以下のように表示されます。ここで印刷します。「¥3F」は、ASCIIコードの疑問符(?)です。LEFTRIGHT?
- 文字列制御器を再度右クリックして、ショートカットメニューから'¥'コード表示を選択します。文字列は、以下のように表示されます。LEFT¥nRIGHT?
表示器も同様に動作します。文字列のデータはモードに応じて変更されないことに注意してください。表示されている特定の文字の表記法だけが変更されます。