NIサービスロケータは登録されたサービスを保存し、サービスを要求するクライアントにデータを返します。クライアントはサービス名を使用し、NIサービスロケータをクエリしてサービス名に関連付けられたポート番号を取得できます。これにより、クライアントはサーバアプリケーションのポート番号を確認する必要がなくなります。NIサービスロケータはバックグランドサービスとして動作し、ユーザとの相互交信を必要としません。

NIサービスロケータでサービスを登録する

NIサービスロケータでサービス名およびポート番号を登録するには、「TCPリスナを作成」関数および「UDPを開く」関数のサービス名入力を使用できます。また、オプションダイアログボックスのVIサーバページを使用して、ポート番号またはサービス名を設定することもできます。また、サーバ:ポートおよびサーバ:サービス名プロパティを使用して、プログラム的にポート番号またはサービス名を設定することができます。

サービス名を登録する関数の使用方法のサンプルについては、以下のVIを参照してください。

  • labview\examples\Data Communication\Protocols\TCP\Simple TCP\Simple TCP.lvproj

NIサービスロケータをクエリして登録済みサービスを検索する

NIサービスロケータでサービスを登録した後、「アプリケーションリファレンスを開く」、「TCP接続を開く」、「UDP書き込み」関数を使用して、指定したサービス名と関連するポート番号を確認するためにNIサービスロケータをクエリできます。

NIサービスロケータの詳細については、技術サポートデータベースを参照してください。