Forループ: 設定した回数だけ処理を繰り返す
- 更新日2025-08-27
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Forループは、ループ内のサブダイアグラムと呼ばれるコード部分を一定の回数実行します。サブダイアグラムの実行回数は、カウントN端子によって設定されます。サブダイアグラムの各繰り返しは、「反復」と呼ばれます。
Forループは、ある操作を特定の回数実行する場合に使用します。たとえば、ファイルに特定の数の測定値を書き込む場合、測定値をファイルに書き込むコードをForループ内に配置します。書込み操作の実行回数は、カウント端子に配線する数値によって決定されます。Forループは、サブダイアグラムを指定された回数実行すると停止します。
特定の条件が満たされた場合にForループを停止するには、条件端子を追加します。Forループは、条件端子を追加すると、条件が満たされたとき、または指定された反復の回数が完了したときに停止します。
Forループ内のデータ受け渡し
Forループでは、デフォルトでは1つの反復から次の反復にデータが渡されません。前回の反復のデータを次の反復に渡して使用するには、Forループにシフトレジスタを追加します。たとえば、1つの反復における数学演算の結果を、次の反復における数値演算の初期値として使用するには、シフトレジスタを使用します。
Forループの入力トンネルに配列またはコレクションデータタイプを配線すると、デフォルトでForループの自動指標付けが有効になります。自動指標付けが有効になっていると、Forループは、ループの反復ごとに配列またはコレクション全体を読み取って処理するのではなく、配列またはコレクションの1個の要素を読み取って処理します。Forループでデータをどのように処理したいかに応じて、自動指標付けを有効にしたり、無効にしたりすることができます。
Forループの実行速度を改善する
VIの実行においてForループの高速実行が不可欠であり、VIを実行するマシンに複数のプロセッサが装備されている場合は、エラーや警告が発生しない場合に限り並列Forループ反復を有効にします。並列反復を有効にすると、プロセッサが反復を同時に実行するためパフォーマンスが向上します。