エンドポイント名にストリームの日付、コンピュータの名前、その他の特性を表すセグメントを追加して、管理することができます。複数のコンピュータに複数のエンドポイントが存在する場合は、このようにしてエンドポイントを管理することで、各書き込みエンドポイントを確実に対応する読み取りポイントに接続することができます。

名前によってエンドポイントを管理するには、以下の手順に従ってください。

  1. ネットワークストリーム書き込みポイントを作成」関数の書き込み名端子または「ネットワークストリーム読み取りエンドポイント」関数の読み取り名を配線します。
  2. これらの端子で指定する名前の各セグメントには、スラッシュを追加します。

たとえば、Real-Time (RT) ターゲット上の1つのアプリケーション内に3つの書き込みエンドポイントがあるとします。1つは温度を測定し、残りの2つは電圧信号を測定するものとします。これらのエンドポイントは、デスクトップコンピュータ上のアプリケーション内の対応する3つの読み取りエンドポイントに接続されます。以下の図は、各エンドポイントに割り当てられる名前の例を示しています。矢印は、各書き込みエンドポイントの接続先となる読み取りエンドポイントを示しています。

上記の図では、各エンドポイントの名前はエンドポイントが存在するターゲット、エンドポイントがストリームするデータの種類、エンドポイントがデータを読み取るか書き込むかを表しています。このような命名スキームによって、対応する各エンドポイントを明確に示すことができます。

メモ 1つのエンドポイントの名前は、同じアプリケーション内にある別のエンドポイントの一部として使用できません。たとえば上記の例では、書き込みエンドポイントの1つにRT Target/Voltageという名前を付け、さらに別の書き込みエンドポイントにRT Target/Voltage/Writer 1という名前を付けると、これらのエンドポイントはネットワークストリームを作成することなくエラーを返します。

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