基準レベルは、立ち上がり時間、立ち下がり時間、負の幅、正の幅、正のデューティーサイクル、そして負のデューティーサイクルを測定するために設定する高、低、および中の範囲値です。基準レベルは通常、集録する波形の割合で構成します。デフォルトでは、低レベルは波形の10%、中間レベルは50%、高レベルは90%です。

チャンネルベース属性を使用して、基準レベルを設定してください。属性の概要については、「属性および属性関数」を参照してください。

NI-SCOPEをカスタマイズして、「パーセンテージの方法」属性で基準レベルに使用する割合を決定できます。この属性は、以下の定数を使用します。

  • 最小最大: 測定の最小電圧および最大電圧を0%および100%として使用。このアルゴリズムは、ヒストグラムによる方法が使用できない正弦波および三角波に対して絶対最小値および最大値を検出します。
  • 低高: 測定の低電圧および高電圧を0%および100%として使用。低電圧は、波形電圧のピーク-ピーク値の40%未満の最大ヒットを含むヒストグラムビンの電圧です。高電圧は、波形電圧のピーク-ピーク値の60%以上の最大ヒットを含むヒストグラムビンの電圧です。これらの測定では最終集録ヒストグラム法が使用され、最も一般的な高および低電圧を検出し、方形波のプレシュートおよびオーバーシュートを無視する際に便利です。
  • ベーストップ: ベースおよびトップ電圧測定は、それぞれ0%および100%に相当。これらの測定では、ヒストグラムビンの合計ポイント数が多い場合、最終集録ヒストグラム法が使用されます。それ以外の場合は、波形の絶対最小値および最大値が返されます。これは、通常の波形タイプで有用なデフォルト値です。

また、「基準レベル単位」プロパティまたは「NISCOPE_ATTR_MEAS_REF_LEVEL_UNITS」属性を使用して、電圧基準レベルを構成することができます。