補助記憶
- 更新日2025-12-09
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補助記憶は、NI-SCOPEソフトフロントパネル (SFP)の現在の波形をRAMに格納する機能です。通常の動作では、NI-SCOPE SFPはデジタイザからデータを取得し、表示用に間引きおよびスケールして、データを表示、その後データを破棄します。このプロセスは、大きなデータセットの作業を行う場合を中心に、必要な時間とメモリを大幅に削減します。大きなデータセットは、デジタイザから小分けに読み取られて間引きされるため、すべてのデータが同時にメモリにあることはありません。NI-SCOPE SFPは、この間引きされたデータをスケールします。このプロセスの欠点は、保存可能なデータを取得する前に、集録の終了を待機する必要があることです。NI-SCOPE SFPに保存したい信号がある場合、波形の長さによって集録が一時停止状態でないと保存できない場合があります。
波形を保存する場合、NI-SCOPE SFPはデジタイザからディスクにデータを直接コピーすることでメモリヒットを防ぎます。集録が進行中の場合は、現在表示されているデータは失われ、データを保存する前に集録が完了するのを待機する必要があります。表示されているデータを保存する場合は、単発モードの使用が通常推奨されます。デジタイザが一時停止すると、他の集録が開始されないためデータが保持されます。補助記憶が有効な場合は、現在の波形はメモリ中に格納され、いつでも保存することができます。
補助記憶は、デフォルトで有効になっています。旧式のコンピュータを使用している場合、パフォーマンスが低下したり、必要なメモリ要件が増加する場合があります。補助記憶を無効にすると、これらの問題が軽減することがあります。