読み取りとフェッチ

読み取り関数またはフェッチ関数のいずれかを呼び出して、データを集録することができます。読み取り関数の使用が、デジタイザからデータを集録する上で一番簡単な方法です。集録を開始し、完了まで待機、そしてデータを取り込みます。

フェッチ関数は、集録が既に開始されていると推定します。読み取りおよびフェッチの両関数は、タイムアウトパラメータと取り込むポイント数を設定できます。指定されたポイント数が集録されるまでの待機時間中、両関数は効率的にスリープ状態になります。

集録ステータス関数と同時にフェッチ関数を使用すると、集録の完了を待機している間に他の操作を行うことが可能です。集録ステータスが操作完了になった後で、フェッチ関数を呼び出して、任意のタイムアウト値でデータを取り込むことができます。

「読み取り」関数はスケールされたデータのみの取り込みが可能であるため、バイナリデータを集録する場合は必ずフェッチ関数を使用してください。バイナリデータのフェッチは、スケールされたデータをフェッチするよりも短時間で、しかもメモリの使用量も下がります。

読み取り関数は操作が完了するまで他の実行を阻止するため、ソフトウェアトリガを使用して集録を開始する場合は必ずフェッチ関数を使用してください。

フェッチ関数の使用に関する詳細は、「データをフェッチする」を参照してください。

読み取りとフェッチのサンプル

Getting Startedサンプルは、読み取り関数を使用します。通常、サンプルではフェッチ関数が使用されていますが、Binary Acqサンプルが一番単純なソースコードです。これらのサンプルは、スタート→すべてのプログラム→National Instruments→NI-SCOPE→サンプルから検索できます。