データのフェッチは、以下の手順で行われます。

  1. 波形配列を宣言する(LabVIEWを除く)
  2. 集録を開始する
  3. データの集録が完了するのを待機する
  4. デジタイザからホストコンピュータにデータを取り込む

上級フェッチオプション

NI-SCOPEは、上級フェッチ操作のためのさまざまな属性をサポートしています。以下の2つの属性は汎用で、集録した波形の一部のみのフェッチを行います。

  • フェッチオフセット」属性は、サンプル内のフェッチを開始する場所を示すオフセットの値です。値が負の場合もあります。
  • オフセット基準位置」属性は、取り込みオフセットの基準になる場所を指定します。すべてのデジタイザは、プレトリガおよびトリガに対するフェッチをサポートしています。プレトリガサンプルは、「水平軸タイミングを構成」関数で指定された最初のプレトリガポイントです。これは、「水平軸タイミングを構成」関数からのデータと全く同じデータをフェッチする、一般的な方法 (デフォルト) です。トリガに対するフェッチでは、最初のポストトリガサンプルが最初にフェッチされます。連続集録をサポートするデジタイザには、「オフセット基準位置」属性に関して複数のオプションが用意されています。