オフセット誤差
- 更新日2025-10-21
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DMMの入力信号パス上に存在するノイズによって、ACrms機能にオフセットが生じます。表示される値が複数入力の合計rmsであるため、減算操作を実行してこの誤差を減らすことは推奨されません。
例として、5 Vレンジに0.5 mVのオフセット誤差が存在する場合を考えます。50 mVrmsの入力が適用された場合、読み取り値は次のようになります。
読み取り値 = √(S2 + N2)
読み取り値 = √[(50 mV)2 + (0.5 mV)2]
読み取り値 = 50.0025 mVrms
非常に大きなオフセット誤差として表示されていた値が、rms変換すると測定の0.005%のみになります。
50 mV - 0.5 mV = 49.5 mV
この結果はエラーが1%であることを意味します。