このセクションでは、NI DMMを使用して電流を測定する方法を説明します。

正常範囲内の電流を測定する

DMMで標準レンジ内の電流測定を構成するには、次のいずれかの方法を使用します。

方法1

  1. 電流測定機能を選択します。
  2. すぐにDMMから値を読み取ります。

方法2

  1. DMMでソフトウェアトリガを構成します。
  2. DMMで電流測定を開始し、入力リレーが切り替わるようにします。
  3. ソフトウェアトリガをDMMに送信して測定を行います。

電流シャントモジュールを使用する

DMMで指定されているレンジ外の電流を測定する場合は、電流シャントモジュールを使用する必要があります。NIでは、NI CSM-10AおよびNI CSM-200mA電流シャントモジュールを提供しています。NI CSM-10Aには0.01Ωセンス抵抗が組み込まれており、NI CSM-200mAには1.0Ωセンス抵抗が組み込まれています。

メモ 有効な電流レンジについては、デバイスの仕様書を参照してください。

各電流シャントモジュール (CSM) は、入力電流を適切な抵抗を通して流すことで動作します。以下の図は、CSMの内部回路を示します。

  1. 抵抗にかかる電圧 (VOUT)
  2. 精密抵抗
  3. ヒューズ
  4. 電流ソース (I IN)

NI CSM-200mAまたはNI CSM-10Aを使用して電流測定を構成するには、以下の手順に従ってください。

  1. CSMの抵抗における電圧降下を測定します。
  2. この値をオームの法則に代入して、電流を計算します。

    I IN = (V OUT)/ R

    ここで、

    I は入力電流です。

    V は精密抵抗にわたる電圧です。

    R は精密抵抗の抵抗です。

    たとえば、1Ω精密抵抗をもつCSM-200mAを使用していて、測定電圧が50 mVの場合を考えます。これらの値をオームの法則に代入して、電流を計算します。

    50 mA = 50 mV / 1 Ω

メモ この方法を使用すれば、すべてのNI DMMでNI CSM-10A電流シャントが使用できます。