デバイスキャリブレーション
- 更新日2023-02-21
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システム設定タブの外部キャリブレーションとセルフキャリブレーションセクションを使用し、デバイスの基本的なキャリブレーション情報を確認できます。
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デバイスがMAXで書き込み可能なキャリブレーションをサポートしない場合、キャリブレーションプロパティは読み取り専用になります。 |
外部キャリブレーション
外部キャリブレーションでは、高精度の外部標準を必ず使用してください。デバイスで外部キャリブレーションを実行すると、以下のステップが実行されます。
- デバイスのパフォーマンスが高精度の外部標準に対して測定されます。
- デバイスのパフォーマンスが外部標準で指定された範囲から外れている場合、調整が行われます。調整中、デバイスメモリの保護領域に新しいキャリブレーション定数が格納され、ユーザはこれを変更できません。これにより、キャリブレーションのトレーサビリティが保護されます。
- 調整後、デバイスのパフォーマンスは高精度の外部標準に対して再度測定されます。
外部キャリブレーションは、トレーサブルなキャリブレーション標準を維持する校正公的機関等が行う必要があります。詳細については、ni.com/services/calibrationをご覧ください。
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メモ デバイスのキャリブレーションがパスワードで保護されている場合、キャリブレーション日およびキャリブレーション期日を変更するにはキャリブレーションパスワードを入力する必要があります。 |
- キャリブレーション日―このデバイスの前回の外部キャリブレーション日が指定されます。
- キャリブレーション期日―この製品のキャリブレーション期日を入力します。新製品の場合、推奨されるキャリブレーション間隔は、製品を受け取った日に始まります。デバイスが書き込み可能なキャリブレーションをサポートしない場合、次回のキャリブレーションの推奨日は次回キャリブレーション推奨日に表示されます。
- デバイス温度―前回の調整中に搭載温度センサにより測定されたデバイス温度を表示します。この値は、調整が行われると自動的に設定されます。
- パスワードを変更―デバイスのキャリブレーションパスワードを変更するためのダイアログボックスを表示します。
セルフキャリブレーション
セルフキャリブレーションは、デバイスに格納されている搭載基準に対してキャリブレーション定数を調節します。外部キャリブレーションを行った環境以外でデバイスを使用するのに、いつでもセルフキャリブレーションを行ってデバイスを調節することができます。
新しいセルフキャリブレーション定数は、外部キャリブレーション中の調整により作成されたキャリブレーション定数に対して設定されるため、測定値はそれらの外部基準に対して追跡可能となります。セルフキャリブレーション定数は、外部キャリブレーションにより作成された定数とは異なるデバイスメモリ領域に格納されるため、セルフキャリブレーション定数の調整は外部キャリブレーション定数には影響しません。
- キャリブレーション日―このデバイスの前回のセルフキャリブレーション日が指定されます。
- デバイス温度―前回のセルフキャリブレーション中に搭載温度センサにより測定されたデバイス温度を表示します。