VI階層ウィンドウには、すべての開いているLabVIEWプロジェクトとターゲットのグラフ表示が表示されるのに加えて、メモリ内にあるすべてのVIの階層が呼び出されます。ウィンドウに以下の項目が表示されます。

  • プロジェクトおよびターゲット
  • スタティックおよびダイナミックサブVI呼び出し
  • タイプ定義
  • グローバル変数
  • シェア変数
  • LabVIEWクラス
  • XControl
  • ステートチャート
  • プロジェクトライブラリ (.lvlib)
  • Express VI
  • スタティックVIリファレンス

表示»VI階層を選択して、VI階層ウィンドウを表示します。このウィンドウを使用して、メモリ内のVIを構成するサブVIおよびその他のノードを表示したり、VI階層内を検索したりします。

VI階層ウィンドウには、メインのLabVIEWアプリケーションインスタンスを表す最上位レベルアイコンが表示されます。その下に、プロジェクトに含まれないオブジェクト、またプロジェクトのアプリケーションインスタンスに含まれないオブジェクトがすべて表示されます。プロジェクトを追加すると、VI階層ウィンドウにもそのプロジェクトを表すトップレベルアイコンが追加されます。追加された各ターゲットはプロジェクトの下位に表示されます。

VI階層ウィンドウのオブジェクト上にカーソルを移動すると、ヒントラベルに各オブジェクトの名前が表示されます。位置決めツールを使用して、オブジェクトをVI階層ウィンドウから別のVIのフロントパネルまたはブロックダイアグラムにドラッグし、オブジェクトをそのVIで使用します。さらに、1つまたは複数のノードを選択してクリップボードにコピーし、他のフロントパネルまたはブロックダイアグラム上に貼り付けることもできます。そのVIのフロントパネルを表示するには、VI階層ウィンドウ内のVIをダブルクリックします。

VI階層ウィンドウは、メモリの内容をダイナミックに表示するものです。階層内で項目の位置を変更しても、新しい場所は保存されません。VI階層ウィンドウを閉じて再度開くと、項目の位置が再生成されます。

サブVIが含まれているVIには、そのボタン枠に矢印ボタンが表示されます。サブVIを表示または非表示にするには、この矢印ボタンをクリックします。赤い矢印ボタンは、少なくとも1つのサブVIが非表示の場合に表示されます。黒い矢印ボタンは、すべてのサブVIが表示されていることを示します。VIに再帰呼び出しが含まれている場合、VI階層ウィンドウは再帰VI間に点線を表示してこの関係を表します。