ワイヤを流れるデータに関する総合的な情報を表示するには、既定のプローブを使用します。また、既定のプローブを使用すると、ワイヤを通過するデータに基づいて応答することができます。

既定のプローブを使用するには、以下の手順に従ってください。

  1. ワイヤを右クリックしてショートカットメニューからカスタムプローブを選択します。
  2. 以下の既定のプローブから1つを選択します。右クリックしたワイヤのデータタイプに一致するすべての既定のプローブがショートカットメニューの上部に表示されます。
    • .NET Refnumプローブ―ToString()メソッドを呼び出した結果を、.NET refnum、オブジェクトのタイプおよびハッシュコード、リファレンスの16進数値オブジェクトによってオブジェクトに表示します。値が無効なRefnumの場合に、このプローブを使用してブレークポイントを設定することができます。
      メモ このプローブは.NET Frameworkでのみサポートされており、.NET 8.0 (Core) ではサポートされていません。
    • アナログ波形プローブ (DBL)―アナログデータのグラフ、プローブがデータ、X値、時間を受信したタイミングを指定するタイムスタンプがある表、および波形データの属性を表示する表を表示します。
    • 条件付きブールプローブ―ブールデータを表示し、条件付きブレークポイントを使用できます。
    • 条件付き倍精度配列プローブ―倍精度、浮動小数点数の配列を監視します。データタブは入力配列のサイズを表示します。条件ページを使用して、条件付きブレークポイントを設定します。配列のサイズまたは配列内の要素に基づいて、条件を設定することができます。複数の条件を設定すると、その条件のいずれかがTRUEの場合にブレークポイントが実行されます。
    • 条件付き倍精度プローブ―倍精度、浮動小数点データを表示します。また、条件付きブレークポイントを使用できます。複数の条件を設定すると、その条件のいずれかがTRUEの場合にブレークポイントが実行されます。
    • 条件付きエラープローブ―エラーステータス、コード、および説明を表示します。条件付きブレークポイントが、エラー、警告、または特定のエラーコードで一時停止することができます。
    • 条件付き符号付き8プローブ―8ビット符号付き整数データを表示し、条件付きブレークポイントを使用できます。
    • 条件付き符号付き16プローブ―16ビット符号付き整数データを表示し、条件付きブレークポイントを使用できます。
    • 条件付き符号付き32配列プローブ―条件付き倍精度配列プローブと同様に、このプローブは符号付き32ビット整数の配列を監視します。データページは入力配列のサイズを表示します。条件ページを使用して、条件付きブレークポイントを設定します。配列のサイズまたは配列内の要素に基づいて、条件を設定することができます。複数の条件を設定すると、その条件のいずれかがTRUEの場合にブレークポイントが実行されます。
    • 条件付き符号付き32プローブ―32ビット符号付き整数データを表示し、条件付きブレークポイントを使用できます。
    • 条件付き符号付き64配列プローブ―条件付き倍精度配列プローブと同様に、このプローブは符号付き64ビット整数の配列を監視します。データページは入力配列のサイズを表示します。条件ページを使用して、条件付きブレークポイントを設定します。配列のサイズまたは配列内の要素に基づいて、条件を設定することができます。複数の条件を設定すると、その条件のいずれかがTRUEの場合にブレークポイントが実行されます。
    • 条件付き符号付き64プローブ―64ビット符号付き整数データを表示し、条件付きブレークポイントを使用できます。
    • 条件付き文字列プローブ―文字列データを表示し、条件付きブレークポイントを使用できます。
    • 条件付き符号なし8プローブ―8ビット符号なし整数データを表示し、条件付きブレークポイントを使用できます。
    • 条件付き符号なし16プローブ―16ビット符号なし整数データを表示し、条件付きブレークポイントを使用できます。
    • 条件付き符号なし32配列プローブ―条件付き倍精度配列プローブと同様に、このプローブは符号なし32ビット整数の配列を監視します。データページは入力配列のサイズを表示します。条件ページを使用して、条件付きブレークポイントを設定します。配列のサイズまたは配列内の要素に基づいて、条件を設定することができます。複数の条件を設定すると、その条件のいずれかがTRUEの場合にブレークポイントが実行されます。
    • 条件付き符号なし32プローブ―32ビット符号なし整数データを表示し、条件付きブレークポイントを使用できます。
    • 条件付き符号なし64配列プローブ―条件付き倍精度配列プローブと同様に、このプローブは符号なし64ビット整数の配列を監視します。データページは入力配列のサイズを表示します。条件ページを使用して、条件付きブレークポイントを設定します。配列のサイズまたは配列内の要素に基づいて、条件を設定することができます。複数の条件を設定すると、その条件のいずれかがTRUEの場合にブレークポイントが実行されます。
    • 条件付き符号なし64プローブ―64ビット符号なし整数データを表示し、条件付きブレークポイントを使用できます。
    • 制御器Refnumプローブ―クラス名、制御器ラベル、リファレンスの16進数値、所有者のVI名、VIのパスを表示します。値が無効Refnumの場合に、このプローブを使用して一時停止することができます。
    • デフォルトピクチャプローブ―ピクチャを表示します。
    • デフォルトピックスマッププローブ―ピックスマップを表示します。
    • デジタル波形プローブ―デジタルデータのグラフ、プローブがデータ、X値、時間を受信したタイミングを指定するタイムスタンプの表、および波形データの属性の表を表示します。
    • ダイナミックデータタイププローブ―各波形の属性を表示し、データをグラフに表します。
    • 履歴 - ブール値―ワイヤを流れたブール値データの履歴を表示します。
    • 履歴 - CDB―ワイヤを流れた複素倍精度浮動小数点数データの履歴を表示します。
    • 履歴 - CSG―ワイヤを流れた複素単精度浮動小数点数データの履歴を表示します。
    • 履歴 - CXT―ワイヤを流れた複素拡張精度浮動小数点数データの履歴を表示します。
    • 履歴 - DBL―ワイヤを流れた倍精度浮動小数点数データの履歴を表示します。
    • 履歴 - EXT―ワイヤを流れた拡張精度浮動小数点数データの履歴を表示します。
    • 履歴 - I8―ワイヤを流れた8ビット符号付き整数データの履歴を表示します。
    • 履歴 - I16―ワイヤを流れた16ビット符号付き整数データの履歴を表示します。
    • 履歴 - I32―ワイヤを流れた32ビット符号付き整数データの履歴を表示します。
    • 履歴 - I64―ワイヤを流れた64ビット符号付き整数データの履歴を表示します。
    • 履歴 - パス―ワイヤを流れたパスデータの履歴を表示します。
    • 履歴 - SGL―ワイヤを流れた単精度浮動小数点数データの履歴を表示します。
    • 履歴 - 文字列―ワイヤを流れた文字列データの履歴を表示します。
    • 履歴 - U8―ワイヤを流れた8ビット符号なし整数データの履歴を表示します。
    • 履歴 - U16―ワイヤを流れた16ビット符号なし整数データの履歴を表示します。
    • 履歴 - U32―ワイヤを流れた32ビット符号なし整数データの履歴を表示します。
    • 履歴 - U64―ワイヤを流れた64ビット符号なし整数データの履歴を表示します。
    • ピクチャプローブ―ピクチャを表示し、画像の高さを含みます。
    • ピックスマッププローブ―ピクチャを表示し、入力ピクチャの幅、高さ、カラー深度を含みます。
    • ランデブーRefnumプローブ―ランデブーの名前とサイズ、ランデブーの集録を待機しているVIまたは関数の数、およびリファレンスの16進数値を表示します。値が無効なRefnumの場合に、このプローブを使用してブレークポイントを設定することができます。
    • セマフォRefnumプローブ―セマフォの名前とサイズ、セマフォの集録を待機しているVIまたは関数の数、およびリファレンスの16進数値を表示します.値が無効なRefnumの場合に、このプローブを使用してブレークポイントを設定することができます。
    • 文字列ノーティファイアRefnumプローブ―ノーティファイア名、最後のノーティフィケーション、現在ノーティファイアを待機しているVIまたは関数の数、およびリファレンスの16進数値を表示します。値が無効なRefnumの場合に、このプローブを使用してブレークポイントを設定することができます。
    • 文字列キューRefnumプローブ―キュー名、キューの要素、キュー内の要素数、挿入保留の項目数、削除保留の項目数、およびリファレンスの16進数値を表示します。値が無効なRefnumの場合に、このプローブを使用してブレークポイントを設定することができます。
    • 実行のハイライトをトグル―VIの実行中に、指定されたポイントで実行のハイライトをトグルします。このプローブはRTターゲットではサポートされていません。
    • ブールプローブ―ワイヤ上のブールデータを表示します。
    • VI Refnum(パネルイメージ)プローブ―VI名、VIパス、VIフロントパネルの画像、リファレンスの16進数値を表示します値が無効なRefnumの場合に、このプローブを使用してブレークポイントを設定することができます。
    • VI Refnumプローブ―VI名、VIパス、リファレンスの16進数値を表示します。値が無効なRefnumの場合に、このプローブを使用してブレークポイントを設定することができます。

プローブを選択すると、そのプローブがそのデータタイプのデフォルトプローブとなり、ワイヤを右クリックして、ショートカットメニューからプローブを選択すると、そのプローブがロードされます。

既定のプローブに基づいて新規プローブを作成し、その新規プローブをカスタムプローブショートカットメニューに追加することができます。