VIリストの構文
- 更新日2025-08-27
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表示可能およびエクスポートVIリスト内の各エントリはVI名またはVIパスを記述しています。これには、ワイルドカード文字を含めることができます。WebサーバやVIサーバは、パスセパレータが含まれているエントリをVIパスと照合し、さらに、パスセパレータが含まれていないエントリをVI名と照合します。
表示可能リストとエクスポートVIリスト内のエントリを指定する場合は、以下のワイルドカード文字を使用します。
| ワイルドカード | 動作 |
|---|---|
| ? | パスセパレータを除く任意の1文字と完全に一致します。 |
| * | パスセパレータを除く0個以上の任意の文字と一致します。 |
| ** | パスセパレータを含む0個以上の任意の文字と一致します。 |
| \ | 特殊文字の解釈を無効にします。 |
リストの後の方のエントリに対する許可は、前の許可よりも優先されます。リスト内のエントリをクリックアンドドラッグすると、読み取り順序を変更できます。
たとえば、 c:\labview\server内のすべてのVIフロントパネルへのアクセスを拒否し、そのエントリの後にc:\labview\server\local.viへのアクセスを許可すると、そのVIは表示されたままになります。これは、リスト内の後のエントリが最初のエントリに優先されるためです。
通常は、ワイルドカード*を使用して、一般的な許可や拒否を設定し、それらのエントリの後ろに、前の許可の一部を逆にした具体的なエントリを続けます。最適なパフォーマンスを得るには、最も頻繁に比較されるエントリをリストの後方に配置してください。
以下の例は、ワイルドカードの正しい使用方法を示します。
| VIリストエントリ | 許可ステータス | |
|---|---|---|
| * | すべてのVIへのアクセスを許可します。 |
| c:\labview\server\* | c:\labview\server内のすべてのVIへのアクセスを許可します。 |
| c:\labview\test\** | c:\labview\testとそのサブディレクトリ内のすべてのVIへのアクセスを許可します。 |
| X | c:\labview\test\private.vi | 前のエントリでアクセスが許可されていても、このVIへのアクセスを拒否します。 |
| srvr_*.vi | 文字列srvr_で始まり、文字列.viで終わるあらゆるVIへのアクセスを許可します。 |
| X | Are You Finished\?.vi | Are You Finished?.viへのアクセスを拒否します。 |
| X | Open?.vi | Open?という名前のすべてのVIへのアクセスを拒否します。ここで、?はパスセパレータを除く任意の1文字を表します。 |