シェア変数をスケールする
- 更新日2025-08-27
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シェア変数の値は、以下のデータタイプでスケールすることができます。
- 数値
- ブール
- U32ビットフィールド
メモ スケーリングは、ネットワークで共有されたシェア変数、I/O変数、またはI/Oエイリアスでのみ使用できます。スケールするシェア変数がネットワーク共有シェア変数の場合は、データソースがなければなりません。ネットワーク共有シェア変数に対してデータソースを構成するには、シェア変数プロパティダイアログボックスの変数ページにあるエイリアスを有効チェックボックスにチェックマークを付けます。
数値シェア変数をスケールする
以下の手順に従って、数値のシェア変数をスケールします。
- プロジェクトエクスプローラウィンドウでシェア変数を右クリックし、ショートカットメニューからプロパティを選択して、シェア変数プロパティダイアログボックスを表示します。
- スケーリングを選択してスケーリングページを表示します。
- スケールを有効にするチェックボックスをオンにします。
- スケールタイププルダウンメニューから以下のスケールオプションのいずれか1つを選択します。
- 線形―未処理範囲と工学範囲間での線形 (mx + b) 変換を有効にします。
- 平方根―未処理 (未処理のゼロスケールと未処理のフルスケール) 範囲および工学 (工学ゼロスケールと工学フルスケール) 範囲間の平方根変換を有効にします。ここで、b + m * sqrt (未処理 – o)。b = 工学ゼロスケール、m = (工学フルスケール) – 工学ゼロスケール) /sqrt (未処理のフルスケール – 未処理のゼロスケール)、およびo = 未処理のゼロスケール
- (オプション) 工学単位テストボックスで、摂氏、ポンド、グラムなどのデータ測定の単位を指定します。
- 未処理のフルスケール、未処理のゼロスケール、工学フルスケール、工学ゼロスケール数値制御器で未処理範囲および工学範囲を指定します。
- (オプション) 範囲に強制チェックボックスをオンにしてデータを指定の範囲に強制変更します。
- OKボタンをクリックし、シェア変数プロパティダイアログボックスを閉じます。
ブールシェア変数をスケールする
データタイプがブールのシェア変数では、反転スケールを使用することができます。以下の手順に従って、ブールシェア変数をスケールします。
- プロジェクトエクスプローラウィンドウでシェア変数を右クリックし、ショートカットメニューからプロパティを選択して、シェア変数プロパティダイアログボックスを表示します。
- スケーリングを選択してスケーリングページを表示します。
- スケールを有効にするチェックボックスをオンにします。
- シェア変数エンジン (SVE) の反転チェックボックスをオンし、SVEがデバイスサーバと通信する際にブール値を反転します。
- OKボタンをクリックし、シェア変数プロパティダイアログボックスを閉じます。
U32ビットフィールドシェア変数をスケールする
データタイプがU32ビットフィールドのシェア変数には、反転マスクおよび選択マスクスケールを使用することができます。以下の手順に従って、ビット配列シェア変数をスケールします。
- プロジェクトエクスプローラウィンドウでシェア変数を右クリックし、ショートカットメニューからプロパティを選択して、シェア変数プロパティダイアログボックスを表示します。
- このダイアログボックスの一覧からスケーリングを選択して、スケーリングページを表示します。
- スケールを有効にするチェックボックスをオンにします。
- スケーリング反転マスクテキストボックスで、スケールするビット数を設定します。設定しないビットはマスクされ、マスクされたビット数は配列で0とレポートされます。
- スケーリング選択マスクテキストボックスで、デバイスサーバとシェア変数エンジン間で反転されるビット数を設定します。このテキストボックスで指定されたビット数のみを反転することができます。
- OKボタンをクリックし、シェア変数プロパティダイアログボックスを閉じます。
(DSCモジュール) プログラム的にシェア変数をスケールするには、SharedVariableIOプロパティを使用することができます。