ディスクストリーミングを使用することで、関数がファイルの開閉時にオペレーティングシステムと対話する回数が減り、メモリリソースが節約できます。ディスクストリーミングとは、ループ内で複数の読み取り、または書き込み操作を行う間、ファイルを開いたままにしておくことを意味します。

「テキストファイルに書き込む」関数や「バイナリファイルから読み取る」関数のような、ファイルから読み取ったり、ファイルに書き込んだりする関数またはVIにパス制御器または定数を配線することは、関数またはVIが実行されるたびにファイル開閉のオーバーヘッドが加わるので避けてください。このオーバーヘッドをなくすには、その代わりに、ディスクストリーミング操作を実装します。

ディスクストリーミングを使用すべき場合

アプリケーションでディスクストリーミングを使用するのが適切かどうかを決める際は、以下の情報を参考にしてください。

  • ディスクストリーミングは、実行速度が重要な、大量のデータ収集に最適です。
  • 集録の実行中にデータをファイルに連続的に書き込むには、ディスクストリーミングを使用します。

ディスクストリーミング操作を実装する

典型的なディスクストリーミング操作を作成するには、以下のブロックダイアグラムのように、ループの外側に「ファイルを開く/作成/置換」関数と「ファイルを閉じる」関数を配置します。

ディスクストリーミングデザインパターンでは、VIは、ループ内で反復ごとにファイルを開閉するオーバーヘッドなしで、連続的にファイルに書き込みます。

ヒント 最適な結果を得るには、集録が完了するまで、解析VIや解析関数などの他のVIや関数を実行しないでください。