I/O変数コンテナのチャンネルに1つの配列としてアクセスすることで、パフォーマンスを最適化し、ブロックダイアグラムを簡潔にすることができます。ローカルI/O変数コンテナを配列として読み取るか書き込むには、シェア変数関数を使用します。

I/O変数コンテナを指定する

I/O変数コンテナは、I/O変数を含むLabVIEWプロジェクトの項目です。ブロックダイアグラムで読み取りまたは書き込みを行うI/O変数コンテナを指定するには、以下のいずれかの方法に従います。

  • 以下のいずれかの方法でI/O変数コンテナを指定するには、変数refnumまたは定数を使用します。
    • I/O変数コンテナをプログラム的に検索する
    • ブロックダイアグラムでプログラム的にURL文字列を作成する
    • コンテナのURLを定数に入力する
    • 変数オブジェクトを参照ダイアログボックスでコンテナを対話的に検索する
  • I/O変数コンテナをプログラム的に検索する

I/O変数コンテナの読み取りおよび書き込みを行う

I/O変数コンテナのリファレンスは、以下のいずれかの関数のシェア変数refnum入力に配線できます。

上記のリストの読み取り関数でI/O変数コンテナを読み取ると、その関数はI/Oコンテナの各チャンネルのデータを含む配列を返します。配列でのチャンネルの順番は、すべての変数プロパティによって返されたチャンネルの順番に一致します。上記のリストの書き込み関数でI/O変数コンテナに書き込む場合は、その順番で指標付けされた配列を配線する必要があります。

たとえば、以下のブロックダイアグラムでは、「スキャン変数読み取り」関数によってアナログ入力モジュールMod1のすべてのI/Oチャンネルが倍精度の配列として読み取られます。

サポートされていない機能

このトピックで説明するテクニックは、以下の機能をサポートしていません。

サポートされていない機能 詳細
複数のデータタイプを含むI/O変数コンテナの読み取りおよび書き込み I/O変数コンテナには、1つのデータタイプのみを指定できます。したがって、複数のデータタイプを持つチャンネルでI/O変数コンテナの読み取り/書き込みを行うとエラーが発生します。
PSP変数コンテナの読み取りおよび書き込み このテクニックは、ローカルI/O変数コンテナに対してのみ使用できます。I/O変数コンテナにリモートアクセスする場合や、ネットワークで共有されたシェア変数ライブラリにアクセスする場合には使用できません。
タイムスタンプの読み取り このテクニックを使用する際は、タイムスタンプを有効にできません。

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