Forループの並列反復に関する注意事項
- 更新日2025-08-27
- 1分で読める
Forループで並列反復を有効にしても、パフォーマンスの大幅な向上が見られない場合があります。Forループの並列反復によってパフォーマンスを最大限に向上させるには、以下のガイドラインに従ってください。
- 並列ループ反復を有効にすると実行オーバーヘッドが追加されます。演算負荷が大きくないForループでは並列ループ反復を有効にしないでください。実行時間の減少によってオーバーヘッドが相殺された場合のみパフォーマンスが向上します。
- 複数のForループがネストされている場合は、外側のループでのみ並列反復を有効にしてください。
- 「テキストファイルに書き込む」関数や再入不可サブVI呼び出しなどの呼び出し時にブロックされる可能性があるノードによって、ループ反復の並列実行が阻害される場合があります。並列反復を行うForループ内では、ブロックノードを使用しないでください。
並列ループ反復のパフォーマンスを改善する方法については、ni.comにあるホワイトペーパーを参照してください。