ループの左側にスタックシフトレジスタ端子を作成して前の複数回の反復を記憶させると、それらの値を次の反復に渡すことができます。この方法はデータポイントの平均を計算する場合に役立ちます。

以下の手順に従って、次の反復に前の複数回の反復での値を持ち越すようにシフトレジスタを設定します。

  1. シフトレジスタを作成します
  2. シフトレジスタの左または右の端子を右クリックします。
  3. ショートカットメニューから要素を追加を選択して、ループの左側に追加端子を作成します。

スタックシフトレジスタは、ループの左側のみでしか作成できません。これは、以下のブロックダイアグラムに示すとおり、右側の端子が現在の反復だけで生成されたデータを次の反復に渡すからです。

反復 左上シフトレジスタ終了値 左下シフトレジスタ終了値 右シフトレジスタ終了値
0 0 1 1
1 1 0 1
2 1 1 2
3 2 1 3
4 3 2 5

上記のブロックダイアグラムのように他の要素を左側の端子に追加した場合、最後の2回の反復で生成された値は、次の反復に渡されます。最新の反復値は一番上のシフトレジスタに格納されます。下の端子は、前の反復から渡されるデータを保存します。