仮想計測器は、業界標準のコンピュータ技術を使用してハードウェアとソフトウェアを組み合わせたもので、ユーザ定義の計測器のソリューションを作成できます。ナショナルインスツルメンツは、データ集録(DAQ)、IEEE 488 (GPIB)、PXI、シリアル、工業通信用のプラグインおよび分散ハードウェアおよびドライバソフトウェアの開発に特化しています。ドライバソフトウェアは、LabVIEW、LabWindows™/CVI™、Measurement Studioなどのナショナルインスツルメンツのアプリケーションソフトウェアで一貫したハードウェアのアプリケーションプログラミングインタフェース(API)です。これらのプラットフォームでは、仮想計測器に必要とされる洗練された表示および解析能力が実現されます。

仮想計測器を使用して、異なるハードウェアとソフトウェアの構成を組み合わせることでテスト、計測、工業オートメーション用の完全でカスタマイズされたシステムを作成することができます。通常、システムが変更された場合でも追加ハードウェアとソフトウェアを購入せずに仮想計測器のコンポーネントを再利用することができます。

仮想計測器で計測を実行する

仮想計測器のシステムは異なるハードウェアとソフトウェアコンポーネントで構成することが可能です。各種ハードウェアコンポーネントを使用して、プロセスを監視または制御したりデバイスをテストすることができます。ハードウェアをコンピュータに接続し、ハードウェアが計測を行う仕組みを理解することで、ハードウェアを仮想計測器システムに組み込むことができます。