LabVIEW 2019では、同種のデータのコレクションを集約するためのコレクションデータタイプであるセットマップが追加されました。両タイプとも一意の要素またはエントリをソートされた順序で維持するため、データサイズが大きい場合でも、配列などのソートされていないデータ構造よりもデータの検索、挿入、変更、および削除を迅速に実行できます。

  • セット—同じデータタイプの一意の要素のコレクションです。


    要素
    サイズ―セット内の要素の数
    セットのワイヤ―ワイヤの色は、要素のデータタイプの色と一致する
  • マップ—キーと値のペアから構成されるエントリのコレクションです (キーはそれぞれ一意)。キーと値はそれぞれ任意のデータタイプにできます。マップは、キーを使用して値のルックアップを行うため、ディクショナリと呼ばれることもあります。


    キー
    エントリ―関連付けられたキーと値のペア
    サイズ―マップ内の要素の数
    マップのワイヤ―ワイヤの色は、値のデータタイプの色と一致する
  • プログラミング » コレクションパレットのセットおよびマップVIと関数、およびデータコンテナパレットのセットおよびマップ制御器と表示器を使用して、セットとマップを作成して操作します。

    メモ セットやマップ内の埋め込みデータは、対話的またはプログラム的に変更できません。セットまたはマップデータは、セットまたはマップのフロントパネル端子に書き込むか、セットまたはマップを右クリックしてデータ操作 » データをコピーまたはデータ操作 » データを貼り付けを選択するなどの操作により、全体として更新する必要があります。

    セットまたはマップを使用したデータ操作のサンプルについては、次のVIおよびプロジェクトを参照してください。

    • labview\examples\Collections\Set Collection - Word Counting.vi
    • labview\examples\Collections\Map Collection - Comparing Test Results.vi
    • labview\examples\Collections\Map Collection - Word Counting.vi
    • labview\examples\Design Patterns\Registration Map\Registration Map Usage.lvproj