LabVIEWがタイプ定義インスタンスを自動的に更新できない場合、そのタイプ定義インスタンスは未解決の状態に変更されます。未解決のインスタンスは淡色で表示され、そのインスタンスが含まれているVIの実行ボタンは、壊れた状態で表示されます。

データマッピングの不一致を解決して、インスタンスを手動で更新するには、以下の手順に従います。

  1. 未解決のインスタンスを右クリックして、ショートカットメニューから確認してタイプ定義から更新を選択して確認してタイプ定義から更新ダイアログボックスを表示します。
  2. インスタンスリストボックスからインスタンスを選択して、そのインスタンスの以前のデフォルト値と予想される新しいデフォルト値を表示します。
  3. 新しいデフォルト値のデフォルト値を確認して、正しくない値があれば、修正します。LabVIEWマッピングプロセスにより失われたか、間違って配置されたデータが含まれている制御器または定数がハイライトされます。
  4. インスタンスリストボックスに表示されている現在のインスタンスを承認済みにするには、承認ボタンをクリックします。
    メモ 変更の承認後もデフォルト値を確認して編集できます。変更の承認後に値を変更しても、承認されたインスタンスは新しいデフォルト値の中の制御器または定数に最後に表示された値に更新されます。
  5. タイプ定義から更新する各インスタンスに対して、手順2～4を繰り返します。
    メモ すべてを承認ボタンをクリックすると、個々のインスタンスを個別に確認せずに、インスタンスリストボックスのすべてのインスタンスに対するすべて変更を承認することができます。
  6. 承認したインスタンスの現在の値とデフォルト値を更新するために変更を適用ボタンをクリックしてから、ダイアログボックスを閉じます。承認しなかったインスタンスは、承認されるか、タイプ定義から切り離されるまで、未解決の状態のまま残ります。

また、 タイプ定義から更新メソッドを使用して、プログラム的にすべてのタイプ定義インスタンス更新を承認して適用することもできます。しかし、LabVIEWは、プログラム的に更新したインスタンスのデフォルト値を失ったり、間違って維持する可能性があります。インスタンスがカスタムデフォルト値をもっており、タイプ定義を大幅に変更する予定の場合は、タイプ定義インスタンスをプログラム的に更新するのは避けてください。