LabVIEW 2021の機能および変更点
- 更新日2025-04-04
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2021年8月リリース
プローブ表示の改善
整数ワイヤのデフォルトプローブで、プローブ表示に基数オプションが表示されるようになりました。このオプションを使用することにより、データを10進数、16進数、8進数、2進数形式、またはSI表記で表示することが可能になりました。
SFTPのサポート
SFTP VI/ノードを使用してSFTPサーバ上のデータ/ファイルを安全に操作することができます。
Pythonのサポート
LabVIEW 2021はPython 3.6~3.9をサポートしています。Python 2.7のサポートは終了しました。
開かれたら実行
ユーザが、開かれたときにLabVIEW 20XXやNational Instruments\SharedフォルダなどのNIインストーラ標準のディスク上の場所以外から実行するように構成されているVIを起動した場合、そのVIを実行するか編集モードで開くかを選択するダイアログボックスが表示されるようになりました。
nicurlはWindows上のシステム証明書を使用します
nicurlは、独自のHTTPS証明書バンドルではなく、Windows上のOS証明書ストアを使用するようになりました。
OSサポート
LabVIEWでのWindows Vista/XP/7/8.x、Windows Server 2003/2008/2012、およびすべての32ビットWindowsオペレーティングシステムのサポートは終了しました。
非表示制御器
を選択することで、編集中に、非表示の制御器を表示することができます。制御器は実行時には非表示のままです。
GitでLVCompareを使用する
LVCompareをGitと使用してVIを比較することができます。パスをLVCompareに渡す前に相対パスから絶対パスにパスを変換するためのラッパースクリプトは不要になりました。
VI/VI階層を比較するためのワークフローの改善
VIまたはVI階層を比較する場合、さまざまなタイプの差分を対話的に除外することができます。以前は、diffを起動する前にフィルタを指定する必要があり、フィルタを変更するにはdiffを再起動する必要がありました。これらのフィルタには、属性、オブジェクトの位置とサイズの変更などのフロントパネルの変更、およびブロックダイアグラムの機能的および外観上の変更が含まれます。
GetImageメソッドとGetImageScaledメソッドの画像深度
GetImageメソッドとGetImageScaledメソッドで、32ビットの画像深度がサポートされるようになりました。
MATLAB関数の呼び出し
「MATLAB関数を呼び出す」を使用してLabVIEWからMATLAB®コードを呼び出すことができます。
名前付きタプルのサポート
Pythonノードを使用すると、クラスタを名前付きタプルにマーシャリングできるため、タプルアイテムを名前で参照することができます。
VI中止ダイアログに表示されるVI名
プロジェクトを閉じるとき、ターゲットを削除するとき、またはLabVIEWを終了するときに、ユーザVIが実行されている場合、LabVIEWはその操作により中止される最上位VIをユーザに通知します。
ワイヤ制御の改善
端子間をワイヤで結ぶ際、ワイヤを交差させることなく下側の端子に配線できるように、自動ルーティングはワイヤと配線されていない端子の間にスペースを残すようになりました。