LabVIEWプロジェクトで条件無効ストラクチャを使用する場合、LabVIEWでカスタム条件無効記号を定義できます。条件無効記号は、記号名と記号値で構成されます。LabVIEWは、記号名と記号値を比較して条件がTRUEとなる場合にのみサブダイアグラムをコンパイルし実行します。

条件無効記号を作成することにより条件をカスタマイズするには、以下の手順に従ってください。

  1. プロジェクト»プロパティを選択して、プロジェクトプロパティダイアログボックスを表示します。
  2. カテゴリリストから条件無効記号を選択して条件無効記号ページを表示します。
  3. 作成する記号の名前を新規記号テキストボックスに入力します。記号が実行する機能を示す名前をつけると便利です。記号の名前では大文字と小文字が区別されます。
  4. 新規値テキストボックスに、記号によって表す値を入力します。
    メモ LabVIEWでは入力された数値が数字ではなく文字列として処理されるため、値は大文字と小文字が区別されます。たとえば、カスタム記号の値を0.0として定義し、条件を構成ダイアログボックスで条件を0に設定すると、条件に対してFalseとなります。
  5. 追加ボタンをクリックして、条件無効記号リストに新規の記号を追加します。
  6. OKボタンをクリックし、条件無効記号ページを閉じます。これで、条件無効ストラクチャでこの記号を使用できるようになります。

また、適切なターゲットプロパティダイアログボックスにおいて、ターゲットレベルで条件無効記号を作成することもできます。たとえば、FPGAターゲットを使用している場合、条件無効記号はFPGAターゲットプロパティダイアログボックスで作成します。

条件無効ストラクチャは、同じプロジェクト内のプロジェクトレベルとターゲットレベルの両方に同じ記号が定義されている場合、ターゲットに対して定義されている記号のみを認識します。