定数は、ブロックダイアグラムに固定データ値を提供するブロックダイアグラム上の端子です。ユニバーサル定数は、pi ()や無限 ()などの固定値を持つ定数です。ユーザ定義定数は、VIの実行前にユーザが定義し、編集する定数です。

以下の手順に従って、ユーザ定義定数を作成します。

  1. VIまたは関数の入力端子を右クリックし、ショートカットメニューから作成»定数を選択します。入力端子のデフォルトデータタイプの定数が作成され、値がハイライト表示されます。
  2. 定数に割り当てる値を入力し、<Enter>キーを押します。また、上矢印キーまたは下矢印キーを押して定数に値を指定することができます。内容に合うように定数が自動的にサイズ調整されます。ラベルサイズの変更と同じ方法で、文字列定数のサイズを調整することができます。
  3. 操作ツールまたはラベリングツールを使用して定数をクリックし、値を編集します。自動ツール選択機能が有効に設定されている場合は、定数をダブルクリックし、ラベリングツールに切り替えて、値を編集してください。
メモ LabVIEWは定数の畳み込みを使用して、VIのパフォーマンスを最適化します。ツール»オプションを選択し、カテゴリリストからブロックダイアグラムを選択して、定数の畳み込みとループ不変量が適用されたワイヤにハッシュマークを表示チェックボックスをオンにすることで、ブロックダイアグラムで定数の畳み込みを表示できます。

また、以下の手順に従って定数を作成することができます。

  • 定数を検索するか、関数パレットから定数を選択してブロックダイアグラムに追加します。ほとんどの定数はパレットの上辺または下辺にあります。
  • 定数をブロックダイアグラムに配置できるようにその定数をカーソルに追加するには、『LabVIEWヘルプ』で定数を検索してブロックダイアグラムに追加ボタンをクリックします。パレットで検索ボタンをクリックして、関数パレットの定数をハイライト表示します。
  • フロントパネル制御器をブロックダイアグラムにドラッグします。フロントパネル制御器をドラッグした際、フロントパネル制御器の値を含む定数が作成されます。Refnum定数の値は非Refnumです。制御器はフロントパネルに残ります。フロントパネル制御器の値を変更しても、ブロックダイアグラムの定数値は変更されません。また、同様にブロックダイアグラムの定数値を変更しても、フロントパネル制御器の値は変更されません。