VIを新しいバージョンのLabVIEWで一括コンパイルします。エラーログを生成して、バージョン変更の結果として壊れたVIを特定するのに役立てることができます。

  1. VIをソースコードコントロールからチェックアウトします。
    ソースコードコントロールはVIをバックアップし、変更をトラッキングするための環境です。VIのアップグレードによって起きた動作の変化を修正できない場合は、以前のバージョンのVIに戻すことができます。
    新しいバージョンのLabVIEWに変換したいVIのみを含めてください。VIをアップグレードした後は、各VIまたはプロジェクトに対してファイル » 旧バージョン用に保存を選択しない限り、そのVIを旧バージョンのLabVIEWで開けなくなります。
  2. VIを一括コンパイルします。
    一括コンパイルされたVIは、新しいバージョンのLabVIEWに変換されて保存されます。
  3. アップグレードにより発生した問題を特定するには、一括コンパイルダイアログボックスの結果をログチェックボックスをオンにして一括コンパイルログを作成します。
  4. FPGAまたはリアルタイムリソースが含まれているVIを一括コンパイルすると、一括コンパイルダイアログボックスに、これらのVIは実行不可能なVIであるとレポートされる場合があります。エラーを確認するには、FPGAまたはRTターゲットの下にあるVIを、プロジェクト内で必要なFPGAリソースまたはリアルタイムリソースとともに開きます。
新しいバージョンで変更された機能を使用しているVIは、その変更が原因で壊れる場合があります。壊れたVIをすばやく特定して、修正するには、以下の手順を実行してください。
  1. アップグレードにより壊れたVIを特定するには、前のステップで作成した一括コンパイルエラーログと、VIの既存の動作を確認するために作成したログを比較します。
  2. LabVIEWの更新によりVIが壊れていないか確認するには、「アップグレードおよび互換性の問題」参照してください。