他社製のソース管理プロバイダで、LVCompare.exeをデフォルトの比較ツールとして指定できます。LVCompare.exeVIの比較ダイアログボックスに相当します。2つのVIの違いを対話式に比較するには、LVCompare.exeを使用します。

メモ LVCompare.exeは、LabVIEWプロフェッショナル開発システムのみで使用できます。

他社製のソース管理プロバイダのデフォルトの比較アプリケーションをLVCompare.exeに指定するには、以下の手順に従ってください。

  1. LabVIEWを実行しているコンピュータにも他社のソース管理プロバイダがインストールされていることを確認します。詳細は、ソース管理者に問い合わせてください。
  2. LVCompare.exeを使用するようにソース管理プロバイダに指示します。LVCompare.exeのインストール先ディレクトリはプラットフォームやコンピュータの構成に応じて異なります。
    • (Windows) C:\Program Files\National Instruments\Shared\LabVIEW Compare\LVCompare.exe
    • (macOS) /Library/Application Support/National Instruments/LabVIEW Compare/LVCompare.app/Contents/MacOS/LVCompare
    • (Linux) /usr/local/bin/LVCompare
  3. LVCompare.exeで使用する引数は以下の構文によって構成します。lvcompare.exe <VI 1への絶対パス> <VI 2への絶対パス> [-lvpath <LabVIEWへのパス>][-noattr][-nofp][-nofppos][-nobd][-nobdcosm][-nobdpos]
    メモ 各VIに指定されたパスは、絶対パスにすることも、LVCompare.exeからの相対パスにすることもできます。

    各引数の意味は以下のとおりです。

    • lvpathは、比較するLabVIEWのバージョンのパスです。
    メモ 比較するLabVIEWのバージョンを指定しないと、自動的に現在登録されているバージョンが選択されます。(macOS) コンピュータにインストールされているLabVIEWの最新バージョンが使用されます。(Linux) LabVIEWは最後にインストールされたLabVIEWのバージョンを使用します。
    • -noattrは、VI属性を比較しないことを意味します。
    • -nofpは、フロントパネルを比較しないことを意味します。
    • -nofpposは、フロントパネルオブジェクトのサイズまたは位置を比較しないことを意味します。
    • -nobdは、ブロックダイアグラムを比較しないことを意味します。
    • -nobdcosmは、位置やサイズの変更など、ブロックダイアグラムオブジェクトの外観を比較しないことを意味します。
    • -nobdposは、ブロックダイアグラムオブジェクトのサイズまたは位置を比較しないことを意味します。
      メモ この引数はLabVIEW 2021で廃止予定です。

たとえば、他社製のソース管理プロバイダでVIの比較にLabVIEW 2009を使用し、外観、サイズ、位置の違いを無視するよう指定するには、以下のコマンドラインを使用します。"C:\Program Files\National Instruments\Shared\LabVIEW Compare\LVCompare.exe" $1 $2 -lvpath "C:\Program Files\National Instruments\LabVIEW 2009\LabVIEW.exe" -nobdcosm -nofppos$1$2は、他社のソース管理プロバイダが定義する比較VIのパスです。

メモ このコマンドをコマンドラインに直接入力してLVCompare.exeを起動することもできます。
  1. (オプション) 残りのすべての手順を完了して、他社製ソース管理プロバイダを構成します。たとえば、一部のソース管理プロバイダでは、特定のファイル拡張子用に比較ツールを指定できます。ソース管理プロバイダで比較ツールが指定できる場合は、*.viファイル拡張子に対してLVCompare.exeを指定します。詳細は、ソース管理プロバイダのドキュメントを参照してください。