LabVIEWコマンドラインインタフェース (CLI) を使用して2つのVIをプログラム的に比較し、ファイル間の差異をリストした比較レポートを生成できます。

LabVIEW CLIのCreateComparisonReportコマンドは、指定された2つのVIを比較し、比較操作の結果を含むHTML、XML、Word、またはテキストレポートを出力します。このコマンドを使用すると、VIの依存関係を含めずに比較できるため、欠落した依存関係によって比較中にエラーが発生するのを防ぎます。

次の表は、この操作に使用可能な引数を示しています。必須の引数は太字で示されています。
引数説明デフォルト
−vi1比較している最初のVIの名前またはパス。
−vi2比較している2番目のVIの名前またはパス。
−reportType出力レポートの必要なファイルタイプ。この引数は、以下の値をサポートします。
  • HTML ― 外部画像とスタイルファイルを含むHTML形式のレポートを生成します。
  • HTMLSingleFile ― 画像とスタイル定義が埋め込まれたHTMLフォームレポートを生成します。
  • MicrosoftWord ― Microsoft Word形式のレポートを生成します。
    メモ このオプションを使用するには、Microsoft Wordがお使いのコンピュータにインストールされている必要があります。
  • プレーンテキスト ― レポートをプレーンテキストで生成します。
  • XML ― 外部画像を含むXML形式のレポートを生成します。

この引数を指定しない場合、-reportPathに指定した値から推測されます。

HTMLSingleFile
−reportPath出力レポートの名前またはパスです。
−o指定したレポートディレクトリに既存のレポートやサポートファイルがある場合、それらを上書きします。
−c指定したレポートパスにディレクトリが存在しない場合は、新しいディレクトリを作成します。
−nofp比較レポートからフロントパネルの差異を除外します。
−nofppos比較レポートからフロントパネルの位置の差異を除外します。
−nobd比較レポートからブロックダイアグラムの差異を除外します。
−nobdcosm比較レポートからブロックダイアグラムの外観の差異を除外します。
−noattr比較レポートからVI属性の差異を除外します。
-d依存関係を含めずに、指定したVIを比較します。

この操作をLabVIEW用CLIで実行するには、次の構文を使用してコマンドを実行します。

LabVIEWCLI -OperationName CreateComparisonReport -vi1 < 最初のVIの名前またはパス > -vi2 < 2番目のVIの名前またはパス > -reportType < レポートのファイルタイプ > -reportPath < 出力レポートの名前またはパス >

例: LabVIEWCLI -OperationName CreateComparisonReport -vi1 "firstVI.vi" -vi2 "secondVI.vi" -reportType "HTMLSingleFile" -reportPath "report.html"