VIをアップグレードすると、LabVIEWのバージョン間の違いによって、VIの動作が変化する場合があります。両方のバージョンのLabVIEWで以下のテストを実行し、その結果を比較することで、アップグレードに起因する動作の変化を検知することができます。

このため、以下のいずれかのテストの現在の結果が手元にあることを確認してください。

  • 壊れているVIを特定する一括コンパイルログ
    特に複数の人がそのVIの開発に関わっていたり、それらのVIの中に最近コンパイルされていないVIがある可能性がある場合は、アップグレードする前にVIを一括コンパイルすることが有益です。この一括コンパイルログを生成するには、一括コンパイルダイアログボックスで結果をログチェックボックスをオンにします。
  • 各VIが意図した機能を正しく実行しているかどうかを検証するユニットテスト
  • プロジェクトまたはサブVIのグループがまとまって予期した動作をしているかどうかを検証する統合テスト
  • VIがデスクトップやFPGAターゲットなどのターゲットにデプロイされたときに予想どおりに動作するかどうかを検証するデプロイメントテスト
  • CPU使用率、メモリ使用、コード実行速度のベンチマーク測定する性能テスト
    パフォーマンスおよびメモリをプロファイルウィンドウを使用すると、VIの平均実行速度を計算することができます。
  • VIが予期しないデータを正しく処理できるかどうかを検証するストレステスト
テスト結果をもとにVIを変更した場合は、この先に進む前に新しいバージョンのVIをバックアップします。