デフォルトでは、すべてのLabVIEWクラスおよびインタフェースはLabVIEWオブジェクトから継承します。他のクラスから継承するクラスを作成するには、クラスの継承を変更する必要があります。以下の手順に従って、LabVIEWクラスの継承を変更します。

  1. 2つの新規LabVIEWクラスまたはインタフェースを作成するか、または既存のクラスまたはインタフェースを使用します。
  2. 継承を変更したいクラスまたはインタフェースのプロジェクト項目を右クリックして、ショートカットメニューからプロパティを選択します。クラス/インタフェースロパティダイアログボックスが表示されます。
  3. カテゴリリストから継承を選択します。継承ページに、LabVIEWクラスまたはインタフェースの現在の継承が表示されます。インタフェースの継承を変更する場合は、手順5に進みます。
  4. 以下の手順に従って、親クラスを変更します。
    1. 親クラスを変更ダイアログボックスを表示するには親クラスを変更ボタンをクリックします。プロジェクト中のすべてのクラスリストに、変更したい継承を持つ現在のクラスを示すひし角のグリフが表示されます。
      メモ 親クラスを変更ボタンは、インタフェースでは使用できません。これは、インタフェースは常にLabVIEWオブジェクトを継承するためです。
    2. 現在のクラスを継承するクラスを選択します。
      メモ
      • LabVIEWクラスはその派生クラスのすべて、またはプライベートデータの一部としてクラスを使用するすべてのクラスから継承できません。プロジェクト中のすべてのクラスリストで、LabVIEWクラスが継承できないクラスを選択した場合は、無効なひし角のグリフがクラスの隣に表示されます。
      • 既存の具象クラスから1つの具象クラスを受け継がないようにします。その代わりに、それらの具象クラスの両方に共通の親として継承または抽象クラスを作成します。具象子クラスの状態遷移を定義する必要がある場合は、共通の親として抽象クラスを作成します。そうでない場合は、共通の親としてインタフェースを作成します。
    3. 選択されたものから継承ボタンをクリックします。LabVIEWはクラス/インタフェースプロパティダイアログボックスの継承ページに戻り、親クラス階層を更新します。
  5. 以下の手順に従って、親インタフェースを変更します。
    1. 親インタフェースを変更ダイアログボックスを表示するには親インタフェースを変更ボタンをクリックします。
    2. 利用可能なインターフェースリストからインターフェースを追加するか、またはこれらのインタフェースから継承リストからインタフェースを削除して、親インタフェースを構成します。
      メモ LabVIEWクラスまたはインタフェースは、その派生からは継承できません。これらのインタフェースから継承のリストに、LabVIEWクラスまたはインタフェースが継承できないインタフェースを追加した場合、無効なグリフがインタフェースの隣に表示されます。
    3. OKをクリックします。LabVIEWはクラス/インタフェースプロパティダイアログボックスの継承ページに戻り、親インタフェースリストを更新します。
  6. OKをクリックして継承の構成を保存し、クラス/インタフェースプロパティダイアログボックスを閉じます。