スライドと回転式の制御器または表示器の外側の2つのマーカはスケールリミットです。スケールリミットは、データ範囲の制限に一致する必要はありません。スケールリミットは、制御器または表示器の範囲のサブセットにすることができます。たとえば、16ビット符号付き整数の制御器または表示器のデフォルト範囲は-32,768~32,767です。しかし、データ範囲を-1,000~1,000に設定し、スケールリミットを0と500に設定することが可能です。

以下の手順に従って、スケールリミットと増分を変更します。

  1. 操作ツールやラベリングツールを使用して、スライドまたは回転式オブジェクトのスケールで上限または下限をクリックします。
  2. 変更する桁をハイライトして、新規値を入力します。
  3. <Enter>キーを押す、ツールバー上の入力ボタンをクリックする、またはスケールの外側をクリックして、新規値を入力します。もう一方のリミットは変化せずに、LabVIEWは増分を自動的に再計算します。
  4. 手順1~3を繰り返し、スケール上の中間マーカの値を変更します。LabVIEWはスケールの増分を自動的に調整します。スケールの増分が自動的に調整されない場合、中間マーカが別のマーカに近すぎるため、中間マーカの値を変更する前にスライドまたは回転式オブジェクトのサイズを増加する必要があります。

また、範囲プロパティを使用して、スケールリミットと増分をプログラム的に変更することができます。